まあ衝撃を受けたさ。


自分の予想を越えた、事実を知ったから。


思わず、いろいろと考えた。


もう振り返らないことに決めた。


前を見続ける。


そんなことを考えた、弱き青年。


正直、感動した。


3年間を出し切ろうとする気持ちを感じた。

どうにか、力になりたいという後輩の気持ちを感じた。




お前たちといる時間はすごく楽しく、ずっと笑っていた。

楽しみな時間の一つでもあった。



そんなお前たちにも、終わりの季節がやってきた。

相手は県内でも強い高校として名前が挙げられる高校。


勝てるわけがない。誰もが思っていた。

けど、戦ってるお前らは勝とうと必死だった。


俺の体全身がしびれた。



まあ結果は負け。


けど、雰囲気は負けたようではなく なにか吹っ切れたような顔をしていた。




面をつけると剣道青年。
ひとたび面を外すとおバカな高校生。


そんなお前らがすきだった。


なんか照れくさくて言えなかったけど、今はそう強く思う。



じゃあ、またな。