返された制服をベッドに投げつけた
「研修の時ちょっと期待したんだけどな」
乾いた笑いでドサッと床に座り込む
「もう酒だって覚えたんだよ」
先生と飲もうと決めていた瓶を開けてグラスについだ
明日からもまた職場で会うんだ、、、当たり前か
頭が痛い、、、でも在校生達は春休み前、春休みまであと1週間か、、、
ふくれっ面で学校に行くなんてできなくて、俺は笑顔の仮面を貼り付けた。
「おはようございます。大野先生」
すれ違えば挨拶を交わす、でも先生が保健医で良かったと心から思う、朝会わなければ俺が保健室に行くまで会わないのだから
今までで一番長い1週間だった
先生は「ありがとうございました。」
頭を深々と下げて、花束を受け取り笑顔で学校を去って行った
後を追うことなんてしない、これは俺の意地、たぶん昔、高校の時なら追いかけてた、これが大人になるって事なんだろうか
家に帰って投げ捨てであった制服を拾った
「これ、、、捨てる?」呟いて制服を握りしめる
『うん?』何?ポケットに何か入ってる、、、
そっとポケットに手をつっこんだ
俺の手の中には見知らぬ鍵が収まっている
それを握りしめながら俺は目から溢れる涙を止められなかった
「信じられない、、、ばっかじゃないの、、、気づかなかったらどうするつもりなんだよ!」
「俺先生の家知らないんだけど」
鞄の中から携帯を取りだして、消したくても消せなかった名前を久しぶりにタップする
無機質なコール音
数秒が長く感じて、耐えられなくなる
思わず電話を切ろうとしたら変わらない優しい声がした
「中島」
「先生」
「遅い」
「はぁ?、、、分かりにくいんだよ」
「でどうした?」
「迎えに来てよ!
俺先生の家知らないんだよ!
今度は智が俺を迎えにきて!!」
俺が泣きながら叫んだ
数十分してチャイムがなった
鍵を解除して俺も走り出した
靴を履こうとしてやめた
この扉は智に開けてほしい
『ガチャ』
扉が開いた瞬間に飛びついた
俺の勢いに負けて智が尻もちをつく
俺は智によじ登るようにキスをする
「智、しよ」
「なか、、、けんと」
「さとし、しないの?」
智がいつものようにため息をつく、でもその顔はいつか見た余裕無いしかめっ面で色々たぶん話さなくちゃいけないことがあると思うけど
とりあえずさ今は抱いてよ、俺を智の物にして!
その写真に一瞬目が止まったけど、俺はちょっと笑うだけで、智を脱がす手を止めなかった。
『風磨俺幸せになったよ、色々ありがとう、風磨もお幸せに!』
『今度そいつ紹介しろよ!会いに行くからな』
ありがとうございました

