タイトル通り、私の愛車ツイン(型式:EC22S)には弱点があります。

この弱点はI.T.Lと、その大元である3リンク式リジットサスペンションという形式をリアサスペンションに採用している車全般に当てはまりますがね。

強引ですがリアサスにI.T.Lを採用しているツインですから、ツインの弱点ともいえますよね？

なのでタイトルはあながち間違って無いよねってことで気にしないでくださいww

まず、3リンク式リジットサスペンションについてですが下記写真を見てください。

リジットサスなので、左右のタイヤが車軸で繋がっており、前後力と前後方向の変位をロアリンクで、横力と横方向の変位の拘束をラテラルロッドで受け持つサスとなります。

I.T.Lはどうなん？っていうとほぼ変わりないです。

基本的構造は一緒だと思っていただいて良いレベルにです。(細かく知りたい人は各自検索してください。)

まず、両輪段差乗越などの、両輪が伸び、縮みするような動きをした場合、横方向を拘束しているラテラルロッドが、円運動をするため左右に変位します。(写真の場合、縮むと右手方向へ、伸びると左手方向へ移動します)

そのため、段差乗越時に横力が瞬間的に発生します。(この現象を対地スカッフィングといいます)

段差を登り降りする際、リアサスペンション周りで車が左右に曲がろうとする力が生まれてしまうのですね。

なので、低速走行ならゆっくり変位するため特段問題ないのですが、速度が速くなるほどサスの伸び縮みが速く、大きくなり、それに合わせタイヤも左右に変位するため、速度に応じて横力が突発的に発生しやすいです。

またラテラルロッドというものは厄介でして、コーナリングの横力において、ロールを増幅させる動きが発生します。

それをお見せいたします。

写真左手方向へ旋回する時の力の関係性を追記した図です。

横力はコーナー内側方向に発生しますので、横力は左手方向に発生しております。

で、遠心力により、車体は右手方向にロール(傾き)します。

ラテラルロッドのボディ取り付け点を見るとボディを持ち上げようとする力が発生してますよね。

発生位置見ていただけるとピンと来るかもしれないですが、ただでさえ右手方向にロールしているのにさらに右手方向にロールさせる力が発生しております。

そのため、通常の車より左手方向へ旋回した場合横転しやすいといえます。

これらを踏まえ運転しないと痛い目をみます。