こんばんは!アドです
それでは、連載『勝ち組になるために』第2回目のスタートです!
今回は、あるデータを元に何を考えていけばいいのかをお話していきます。
その前に、まずは前回のおさらいから。
第1回目のポイントは、
1.トレード手法はさほど重要じゃない
2.手法以外の5つの要素全てが重要
3.その全てが密接に関係している
というような内容でしたよね。
覚えてらっしゃいますか?
「忘れちゃった」という人はもう1度確認しておいて下さい^^
⇒ 第1回目はこちら
では、今回の内容を。
まず冒頭で書いた「あるデータ」に関してですが、
このデータはご自身のトレード力の見直すキッカケとして
かなり重要になりますので、時間を作ってデータ算出してみて下さい。
じゃあ、そのデータって何か?ということです。
それは、間近100トレードの勝率、平均利益、平均損失の3つになります。
(平均利益・損失ともに金額ではなくpips単位の方がいいです)
ちなみに、こういうデータって今までに算出したことありますか?
もしなければ、良い機会なので絶対にやってみてくださいね^^
それで、なぜこのデータが重要なのかというと、
その人の癖、メンタル、トレードスタイルなど色んなことがわかるからです。
ですから、今回は具体例を出しながら
その辺について解説しています。
では、早速ですが、
以下に4つのデータ例を出しますので
それぞれを比較してみてください。
■例1.
間近100トレードの
・勝率60%
・平均利益 30pips
・平均損失 50pips
さて、このトレーダーのトータル損益は
プラスでしょうか?マイナスでしょうか?
答えは、
60×30-40×50=1800-2000
なので、-200pipsです。
■例2.
次に、このデータの場合はどうでしょう。
間近100トレードの
・勝率40%
・平均利益 30pips
・平均損益 20pips
答えは、
40×30-60×20=0
なので、トータル±0です。
■例3.
もういっちょ。
間近100トレードの
・勝率 30%
・平均利益 50pips
・平均損失 20pips
答えは、
30×50-70×20=1500-1400=100
なので、+100pipsです。
■例4.
ついでなので、おもいっきり極端な例も。
・勝率95%
・平均利益 2pips
・平均損失 100pips
答えは、
95×2-5×100=190-500
なので、-310pipsです。
さて、この4つを見比べてみて何か気付くことあるでしょうか?
出ている数字は、勝率・平均利益・平均損失・トータル収支の
4つだけですから、比較検討するとしてもそれほど難しいことではないです。
じゃあ、ちょっとそれぞれを比較してみると、
勝率は、4≫1>2>3の順。
平均利益は、3>1=2≫4
平均損失は、4≫1>2=3
トータル収支は、3>2>1>4
となります。
ここで特筆すべきポイントはどこかというと、
勝率とトータル収支の関係です。
よく勝率に拘る人がいらっしゃいますが、
この例から言っても、勝率はトータル収支にさほど影響しません。
もちろん、勝率は高ければ高いほど良いのですが
それ以上に重要なことがあります。
それが、平均利益と平均損失の関係なんですね。
この関係を意識しなければ、いくら勝率に拘っても
トータルでは絶対に負けます。
特に例4なんかは極端ですが物凄くわかりやすいと思います。
実際、スキャルピングをやっていてロスカットが出来ない人は
この例4の現象に陥ってしまっている人が多いです。
逆に、平均利益が最大で、かつ、平均損失が最小の例3は
勝率が一番低いにも関わらずトータル収支は最大です。
つまり、平均利益>平均損失という関係がしっかり出来ているからなんですね。
こう考えれば、ご自分のデータを算出した時に
特に注意してみなければならないポイントがわかるはずです。
ようは、
・勝率に拘りすぎていないか?
・平均利益>平均損失の関係が出来ているか?
ということになると思います。
仮に、勝率に拘っているようなら、本質的にトータル収支をプラスにする方法をわかっていないということになりますし、平均利益<平均損失という関係になっているなら、ありがちな投資の罠にはまっている可能性が高いです。
このように、この2つだけを意識して見ていくだけでも
その人の癖やメンタルの状態がわかります。
では、この2つを意識し、自分の癖やメンタルの状態がわかったとすると、
それらを改善するためにどうすれば良いか?ということになっていくわけですが、
それには、
リスクリワードレシオとトレードスタイルの見直しが
必要になってきます。
というわけで、次回はリスクリワードレシオについてお話しますね^^
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