こんにちは!ポケットフォルダー印刷通販専門店 ADFile(アドファイル)です。
写真やロゴデザインなどの画像を印刷するときに気をつけたいのが「モアレ」です。
画像を印刷した際、印刷後にその画像の模様が滲んでいたりズレていたりすることがあります。
画像上には存在していない縞模様が、印刷したときに意図せず出てしまう症状のことを指します。
モアレが発生してしまうと、せっかくの印刷物が台無しになってしまうこともあるので、画像を綺麗にみせるためには避けるべき現象です。
今回は、印刷をする際に注意するべき「モアレ」について、その原因と発生の防止策や除去方法をご紹介してきます。
モアレとは
「モアレ」とは印刷の仕上がりに見られる波紋のような縞模様が意図せず印刷物に発生する現象のことで、語源はフランス語でmoiré(モワレ)、日本語では「干渉縞(かんしょうじま)」とも呼ばれています。
オフセット印刷では、「網点」と呼ばれる細かい網状の点の大きさや密度などによって色の濃淡が表現されていて、カラー印刷の場合は、この網点にCMYKの4色を重ねることでさまざまな色を再現しています。
網点は本来一定間隔で規則的に整列していますが、模様が重なる角度のずれなどによってお互いの網点同士が干渉したり、複数重なることでモアレが起こります。
モアレは、規則正しく分布した線や点などが、印刷時に網点が重なり合うことにより発生し、データ上では見えない縞状の模様が現れます。
また、模様の形状が崩れていたり、模様の配置間隔が不揃いであったりする場合も発生することもあります。
モアレの発生により、画像が滲んだようになることで見た目が悪くなるため、できる限り発生を防いだり除去したりする必要があります。
モアレの発生原因
①画像の拡大や縮小
画像サイズを無理に拡大・縮小することにより網点の角度の変わってしまい、アンチエイリアスがかかることで画像の一部がぼやけてモアレが発生しやすくなります。
上記のアンチエイリアスとは、画像イメージがエイリアス現象(不自然なパターン)になることを低減する技術のことを指します。
画像の斜線や曲線などに生じる境界部分の細かな段差上のギザギザした部分(ジャギー)を滑らかにして目立たなくするために使われます。
アンチエイリアスがかかると、網点の周囲がグレーになってしまい、画像の一部がぼやけてモアレを引き起こします。
②細かい模様などの画像
代表的なものにストライプや水玉模様などがあり、被写体そのものが複雑で細かい模様である場合、モアレの発生率が高まります。
複雑で細かい模様は、印刷の際に網点が干渉しやすいため、モアレが発生しやすくなるので注意が必要です。
③スキャンした画像データ
スキャンした画像データが使用されていると、元の印刷物の網点に新たな網点が干渉してしまうため、モアレが発生しやすくなってしまいます。
④トーンを使用したデータ
異なる模様のトーンを重ね貼りすると、それぞれで異なる網点が不均一な模様を作り出してしまい、モアレが発生することがあります。
モアレを防ぐための対策
①画像処理ソフトの使用
ストライプや細かい水玉模様など、モアレが発生しやすい画像を使用する場合には、PhotoShopなどの画像編集ソフトで画像を拡大・縮小を行ってから、Illustratorをはじめとするレイアウト用のソフトを使用してみましょう。
あらかじめ拡大・縮小させてからIllustratorなどに取り込むことでモアレの発生を軽減することが可能です。
また、Photoshopなどにある「ぼかし(ガウス)」機能などを使うことも、有効なモアレ対策となります。
②解像度調整
低解像度のデータを高解像度に編集するといった解像度の変更を行うことでもアンチエイリアスがかかり、モアレが発生します。
データの内容に応じた適切な解像度で作成することが重要です。
Photoshopなどの画像処理ソフトを用いて、高解像度(480dpi以上)でスキャンすることでモアレ対策が可能となります。
また、高性能スキャナーの仕様も有効です。
機種によってはモアレ防止機能がついているものがありますので、活用することでモアレの発生を防ぐことができます。
モアレが発生したときの除去方法
発生したモアレを除去するには画像処理ソフトを使用します。
例えば、印刷物をスキャンした際のモアレをPhotoshopで除去するには以下のような手順をとります。
1.フィルター → ぼかし → ぼかし(ガウス)を選択
2.プレビューを確認しながらモアレが消えるようpixelを調整
3.イメージ → 画像解像度を選択 → 「再サンプル」にチェックをいれて、その右にある「自動」を選択して「バイキュービック法ーシャープ(縮小)を選択、「解像度」を元画像の半分の解像度に設定し、「OK」をクリックします。
4.加工後の画像にシャープさが足りない場合、フィルター → シャープ → アンシャープを選択して調整をします。
あくまでモアレを軽減するための対策となります。
対策を行ってもモアレが発生してしまう場合がありますのでご参考までにお願いいたします。
まとめ
今回はモアレが発生する原因や対策方法についてご紹介させていただきました。
きれいな印刷物を作るために、網点・モアレについてご理解いただけたでしょうか。
モアレは印刷物の印象を左右するので、できるだけ防げるように対策することが大切です。
モアレは規則正しい繰り返し模様を複数重ね合わせた時に、それらの周期のズレにより視覚的に発生する縞状の周期的なパターンです。
トーンの重ね貼りや印刷工程・スキャンでも発生することがあるため、これらを完全に防止することはできません。
なるべく目立たなくすることは可能なので、モアレが出そうなトーンなどを使う際はチェックを意識することが必要になってくると思います。
今回ご紹介した対策方法で事前にモアレを防いで、原稿作成時点にモアレが出にくいデータに調整してみてください。
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