『最近思う事などを後で書いてみようと思います。』と書いたのですが、何も思いつきませんでした・・・
なので、本当に適当に書いてみます・・・
コロナ禍で世界各国で渡航が制限されているので、海外の武術・格闘技が日本に入って来ていないように思います。
それは自分が学ぶ陳氏太極拳も同じなのですが、オンライン指導みたいなことをするにしても、細かいところまで見る事が出来ないので、今まで学んだ事の復習だけになってしまいます。
それはそれで良いと思うのですが、本場で新しい事を学びたい人には、このコロナ禍の2年は辛いものになっているのではないかと思います。
そんな情勢で、 天行健中国武術館の宮平保先生やジークンドージャパンの石井東吾先生が動画サイトで有名格闘家とコラボして、日本国内の中国武術を盛り上げてくださっているのには頼もしさを感じます。
コロナ禍の1年くらい前から中国本土の方では総合格闘技の選手が伝統武術の中でも有名な先生に喧嘩を売って力でねじ伏せ、「伝統武術などまやかしだ」と豪語した事から、中国武術全体が『総合格闘技潰すべし!』とピリピリしていたところにその総合格闘家に対して中国政府まで介入して制裁するという事態が起きていたようので、日本のようにコラボして互いの技術を学び合い高め合うという方が平和的で良いなと思います。
同時に、今の中国武術界が中国本土においてどのような位置付けになっているのかが良く分かる出来事でもあると思います。
パンダ外交のようなものかなと。
中国政府としては兵器の近代化と合理化で伝統武術の必要性など全く無いのでしょうし。
少林寺は観光地化し、陳氏太極拳の故郷である陳家溝には外国人用の立派なホテルがある。
食事も外国人向けの味付けになっている。
コロナ禍さえなければ外国人が観光気分で気軽に行けるという意味では良い事なのだとは思うのですが、それが今の中国武術界なのかな?と思うと寂しいです。
20年くらい前は『秘宝ともいえる太極拳を絶対に日本人などには教えない』という気概の先生がいたくらいなのですが。
そういう時代なのでしょうかね。