奮闘記の終① | あなたの知らないひとのあたまのなか。

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コピーや企画の仕事をしています。
ここでは主に公募賞の結果を中心にお送りします。

前のエントリーでも触れましたが、
8月末をもって今の職場を離れ、新たな環境で挑戦します。


前の職場では、
希望通りのメディアプランニング部署への配属、
社内営業との信頼関係、
スキルの習得、
尊敬できる同期、
色々なものを得ました。


2年半という長いようで短い時間の中で、
自分が今やりたいこと、
今までの経験を活かせること、
今後やりたいこと、
すべてについて考えました。


クリエイティブ領域で、自分ならではのアイデアで、
世の中をもうちょっと良くしたい、楽しくしたい、
そんな想いが強くなっていく。


そもそもコピーライター職の求人は少ない。
それでも、妥協はしたくなかった。
R系制作職などは、求人も多かった。
でも、決めていました。
1.業種の偏りは避けたい
2.メディアの偏りは避けたい


理想は、
横断的に様々な業種のコピーライティングを担当し、かつ、
クライアントとの直取引が多く(つまり代理店を挟まない)、
最適なメディアとそれに対する表現案を一緒に提案できる場所。


まだ、働き始めていないが、
これだと思える会社を見つけ、
高い倍率の中、未経験ながら内定にこぎつけました。


そこは、制作会社でもあり、クリエーティブエージェンシーでもあり、デザイン会社でもある。きっと、世間一般には知られていない小さな会社です。前職の大手代理店と比べると規模としては100分の1。でも、そこは社長の熱い想いがあって、それに応えるようにスタッフが定着していて、とても意義のある仕事を多数抱えています。


もちろん、前の代理店でのクリエーティブ局への異動も選択肢にはあった。
というか、それが最もコピーライターへの近道だと思う。
でも、私は基本的に弱い人間だから、今の”ぬるま湯”のような環境にこれ以上長く身を置くべきではないと、常にどこかで感じていました。学生の頃から、自分を窮地に追い込むことを繰り返していました。(決してドMということではなく)


当面、給料は下がるし、
その割には仕事量は増えるだろうし。
でも、考えるより動きたい自分には最適なタイミングでの転職だと信じている。
それに、自分を必要とし、相思相愛になれる起業なんてそうそうない。
そういう意味でも、一種”縁”があるんでしょう。


9月からは、これまで趣味だった女ピーライターが本職になります。
楽しい、以外の辛い感情が多々、芽生えるのでしょう。
だからこそ、初診を忘れたくない。


自分の書いた言葉やデザインで、
知ってる人も、知らない人も、たくさんの人の人生を少しだけ、豊かにしたい。
アーティストでははなく、職人に。


もっと多くの人に愛されるように。
これから自分ブランド力を高めていきたいと思っています。