昨日都内某所でJMA主催のマーケティング講座が開かれました。
『笑うマーケティング』の著者である竹中雄三氏が本書のアウトライン
に沿った形で、グループワークを中心に行われました。
こういったセミナーではよく数値(売上データなど)を用いて
消費者インサイトを発見したり、戦略を考えるというものが
多いそうですが、今回はそういった堅いデータは一切ナシ。
適度に笑いを織り込みつつ、参加者の実体験や仕事での話
を中心に、今の生活者ってこうですね、といったいい意味で緩い
セッションでした。
そのせいか、各グループ笑いが絶えず、発表のアウトプットも
「へえ!」と思うような発見があったり、面白いプレゼンをする方が
いたりと、新人プランナーとしては刺激的な環境でした。
内容を理解するだけならば、本書を読むだけ十分だと思います。
今回は、【グループディスカッション】というのが参加のポイントでした。
一番共感できたのは、「just ideaはideaではない」ということでした。
右脳を使った”閃き”でマーケティングやクリエイティブが語られることも
多いと思います。
が、右脳で閃いたものは、整理され、パターン認識されて左脳にストック
されているのです。
つまりインプット=右脳、アウトプット=左脳 という図式?
どちらにしても、右脳・左脳のバランスが大切なのではないでしょうか。
量的なデータと質的なデータはどちらも欠かせない。
これはわたしがこの半年間で得た貴重なマーケティングに対する姿勢の
裏づけにもなりました。
だからこそ、コピーライターであっても、やはりコピーを乗せるビークル
のことを無視してはいけない。
そういう意味では、クリエイターであってもメディアの知識は大事なのだと
思っています。
