腹落整理術 | あなたの知らないひとのあたまのなか。

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ここでは主に公募賞の結果を中心にお送りします。


ad-catorのブログ-すきやき

「腹に落ちる」という言葉を知っていますか?


食べ物のお話じゃないです(笑)


ある意味業界用語なのでしょうか、日常的に聞く表現ではない気がします。


これは、わたしの上司がよく使う言葉で「完全に理解・把握して、それを納得した状態」


とでも言いましょうか。


つまり、「頭だけで分かっている」ので良しとはしないんです。


サラリーマンになりはや半年。


はっきり言って、マーケティング関連の部署でかなりゆるい、というかあまり理不尽なノリ


とかもなく、好き放題やってきたツケ?が回ってまいりました。


とあるプロジェクトで、みんなのアイデアのとっかかりになるように色々なデータを集めて、


社内で簡単にプレゼンできるように、と先輩に言われました。


うーん、システムやエクセルの腕をさらに鍛えるいいチャンス!と勝手に考え、


勇ん手を動かしはじめる・・・ ・・・ ・・・ ・・・


しかし如何せん、どんなデータをどれだけの深さと範囲にわたって必要とされているのかわからない。


先輩に進捗報告をして、質問をし、ここまでは(大変だったけど)まあ良かった。


しかしです、データを作成、エクセルに苦戦を繰り返しているうちに、収集しているデータはどんどん


膨らんでいき、やがて自分でも把握できない事態に・・・その頃はまだあまり気づいていませんでした。


そして今日、資料をギリギリまで加工・印刷して、メンバーの前に立った時衝撃の事実に気がついた。


おれ、このデータを提示して何を伝えたいのか分かってない(笑)


つまり、ざくっとしたんプロジェクトの理解で取ったデータの意味づけをきちんとしなかったので


周りのおえらいさんには苦笑され、たぶん直属の上司には呆れられ・・・


社会人になってはじめてこんなに自分を責めましたね。


自分が夜遅くまでかけてやってきたことがこんなもんなのか、という衝撃。


役立つどころか、足手まといでしかない衝撃。


というわけで、オールナイトのイベントにも参加せず、家ですき焼きを作る。(写真)


目出度いわけじゃないのに、すき焼き。


しかも、今夜はひとりなので、一人ですき焼き(笑)


で、すき焼き作ってても感じたコト、


「整理するのはデータではなく、自分のアタマ」


少なくとも、どちらが先かと聞かれたら、「アタマ」です。


つまり、すき焼きでも『シラタキの近くに肉を入れない』などのルールがあるわけです。


それは、入れてしまってからでは、ちょっと遅い。


わたしはこの1週間、自分のアタマから「腹に落ちる」までのプロセスを怠り、


その結果データの説明もろくにできず、初めて人前できちんと話せない経験をしました。


新人ならではの経験でしょうか。