日本の夏(海外編)①山・滝~第1版(中国四川省;九塞溝)
1. 2004年7月2日 世界遺産:九塞溝 手つかずの自然が創り上げた 九寨溝 澄水が長い年月をかけて造りだした神秘的な世界遺産、 九寨溝。天候により色を変える景観が楽しめる。 標高約3,000m、手つかずの原生林の中に大小108の 湖、泉、滝などが分布する九寨溝は、四川省の西北部、 南坪県の岷山山脈の奥に位置する、総面積6万ヘクター ルの景勝地。 地元民が「海の子」と呼ぶ湖は、山脈から流れ込んできた 石灰石が沼底を浄化するため、透明度が30mと高い。 日中には青、夕方にはオレンジなど独特の色を放つ。 透明の湖底の倒木には石灰が付着した白い「石灰華」が独 特の表情をつくりあげる。石灰華には樹木の種が引っかか り、さらに苔などの植物が生えて森が広がっていくとい う。湖と湖の間を連なる滝が、銀色の糸のように谷あい を流れる光景は息を呑むような美しさだ。 ジャイアントパンダやレッサーパンダ、金絲猴など数十 種の貴重な野生動物が生息する自然保護区でもある。 (概略地図) (2004年当時の入口部分) 「五花海」は標高2472mのところにある水深5mもの 巨大な湖です。"海"と称するにふさわしい、海のように 深い五花海は、日の光の反射や屈折によって赤やオレン ジ、黄、緑、青…とさまざまにその姿を変えます。湖だ けでなく岸辺の林や湖底の倒木とも相まって、その美し さに比較できる湖があるのかと、思ってしまうほど九寨 溝を代表する美しい湖です。