偏差値病を何とかしたい。
私の勤務している塾では、6年生の授業開始の2月に「受験生の誓い」を書き、掲示しています。
ほんの少数ですが、「偏差値を◯◯以上にして、⬜︎⬜︎中学に合格する」というのが、時々出てきます。
◯◯には60が、⬜︎⬜︎には東海 などという文言が入ります。この偏差値は、前年度の受験生の10回の公開模試を集計し、各中学校の合格の目安を示したものです。
いわゆるR4表というもので、次がそれです。
https://www.nichinoken.co.jp/np5/schoolinfo/pdf/r4/expect/r4_2512_t_m.pdf
合格可能性80%以上がR4、50%がR 3です。
偏差値というのは、そのテストを受験したものの中での自分の立ち位置を示したものです。
中学受験塾が作成した公開模試は、中学受験でのトレンドに合わせてはありますが、特定の中学に合わせたものではありません。したがって、受験校を決める際の資料として、この中学はチャレンジ校 適正校 抑え校 という具合に使うものです。
R4を突破したからといって、合格を保証するものではありません。
R4を超えていても、残念な結果になる受験生は、その中学への対策が不十分だったと言わざるをえないのです。スポーツの勝負に「負けに不思議の負けなし(野村克也)」と同じように受験でも「まさかの不合格」はないのです。
偏差値を上げるためには、今の中学入試に必要な学力(知識 思考力 現場処理力)を地道に積み上げることが必要です。しかしそれだけでは不十分なのです。
偏差値に振り回されないこと。たかが偏差値なのですから。