世の中は、お金だけでは決してない。
しかし、お金はとても大事だし
じぶんの価値を正しく評価されていないと、
入ってくるお金と現実とのギャップが生じて
苦しくなることも、あるかもしれない。
ここ数日、夫のアダムがどのようにして
アーティストになったのか
（→こちらからお読み頂けます。）
きっかけをかいたり、
彼のお父さんのはなしをかいたり
（→こちらからお読み頂けます）
してきました。
アダムは、画家を仕事として
これ1本で生活しています。
画家を仕事にするということは
じぶんの世界観をすべてさらけだし
それを作品に表現して
世の中に出すということ。
もしかしたら、誰も共感してくれなかったら、
誰もいいって思ってくれなかったら、
作品が売れない。
ということは、仕事として成立はしない。
でも、アーティストはそんなことは
関係ない。まわりの人にあわせて
じぶんの作品をうみ出す訳では
決してないから。
誰にたとえなんと言われようとも
じぶんのすべてをさらけ出す。
アーティストという職業だけでなくても
じぶんの価値を提供して、
そしてお金というもので
その対価を受け取る。というのが世の中だ。
アダムからこんな話を聞いた。
赤ちゃんの時から
毎年、夏になると
マンハッタンを抜け出して
家族でNYからボストンに近い避暑地、
ケープコットのプロビンスタウンへ
行っていた。
まだ4才か5才に満たない
くらいのあるとき、
まわりのお友達と夢中になって海岸で
石をたくさんひろった。
その石たちがあまりにおもしろいかたちを
していたから、色をぬってみた。
そして、道端にすわって
当時、小学校高学年のお姉ちゃんを筆頭に
アダムと、もうひとり小学生の男の子と
三人で
道行く人に
その創作した石を販売しようと
なったのだそうだ。
そのとき、なぜそうおもったのかというと
角を曲がった所にある
キャンディーストアで欲しいあめちゃんが
あったのだそうで
そのためには、お金がいる。
そこで、
そのお金を3人で稼ごうと
なった。
そうと決まればはやい。
アーティストで溢れたその街の一角で
子ども3人、それぞれが描いた石を並べて
1個、10セントで販売。
すると、10個くらいあった石は
ものの１時間ほどで完売。
1ドルを手に入れた。
そして、そのお金を大事にもっていき、
駄菓子屋さんで好きなお菓子と交換。
そのときのよろこびは
もう、格別だったのだとか。
そこで、
「じぶんの好きなことを
提供することで
お金をいただき、そのお金で
欲しいものを
手に入れることができる！」
ということを学んだのだそう。
幼稚園児にして
はやくもその原理に
気づき、実行したというすごさ！
だから、画家という安定性のないような
職業でも、
子どものときのこの経験から、
大丈夫！価値をわかってくれるひとに
それを提供すれば
お金はもらえるんだ！好きなことを仕事にする
ということに対して
何の疑いもなく育ったのだそう。
「好きなことをして、じぶんの
持っている価値を世の中に出したら
その価値に対してお金をもらえる。
そして、また、そこから
じぶんの欲しいものを
買うことができる。」
こんな経験を子どもの頃から経験していたら
じぶんの好きなことをして
生きていくということに対して
なんの違和感もなく
自信をもって前進できるはずだな〜って
あらためて思いました。
「できると信じて、疑わない」って結局、
なんでもできるー！につながっていく。
逆に、子どもの頃から
「どうせ、できないし」という思い込みが
育ってしまうと、
大人になったとき
信じようといくらがんばっても
「できる！」ということ自体が、
心底信じられなくなる。
アメリカでは、子どもの頃から
生きる力を育てることだったり
お金に対しての教育、
自分で考えて行動していくという
ことを学ぶ機会が日本よりも
多いと感じます。
また、そのお話は
次の機会にしたいと思います♪
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