紫根で色々~石けん・化粧水~ | 片道切符(仮)

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断捨離中ときどき手作り石けん

~紫根石けん~



「魔女たちの22時」で一躍脚光を浴びた「紫根」をオイルに漬け込んで紫根インフューズドオイルを作り紫根石けんを作りました。

紫根は漢方薬のお店で売っています。漢方って定価がはっきり決まっていないようなのでお店によって値段は違うそうです。もちろんグレードによって値段は違うだろうけど、かなり高いお店もあります。あとあまり小売してなさそうなのでネットのコスメ材料のお店で少量購入しています。

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~紫根インフューズドオイル~
インフューズドオイルはメインオイル(今回はオリーブオイル)に2週間漬け込むだけです。紫根は根で硬い塊なので1ヶ月以上漬け込みました。綺麗な紫色になっていきます。
インフューズドオイルはこのまま美容オイル、マッサージオイルとしても使えますが紫根は染物に使われるぐらいなので色が…。さすがに肌は染まりませんが、なんか、色付きそうです。

*紫根オイル(紫根が入った状態で)は火にかけて142度で温めるとさらに成分が抽出できるそうです。


~紫根チンキ~ 綺麗な紫色になります。




魔女たちの~では鍋で紫根を15分煮込んで化粧水にしていましたが有効成分のシニコンは脂溶性で水には溶けないそうです。え?え?えええ!?

チンキ(アルコール漬)にすると水溶性、脂溶性の両方とも成分が抽出されるとか。
なので化粧水用はアルコールに漬けています。

アルコール(ウォッカまたはホワイトリカー40度以上)100ml
紫根10g
熱湯消毒した密閉できる瓶(ジャムの空き瓶とかで十分です)

普通、ハーブなら2週間で取り出しますが硬い根なので1ヶ月以上漬け込んだ方がいいと思います。さらに砕いて入れた方が抽出が早いです。


前はもっと量を多く作っていましたが化粧水だけならちょっとずつ使うだけなので100mlで半年以上持ちます。基本的に使用期限は1年だそうです。熱湯消毒とかしっかりしてちゃんと保管してあればもっと持つと思いますが自己責任ですね。

遮光性のある瓶に移し変えて光の当たらない涼しいところで保管。

そうそう、紫根ってにおうんです。不快なにおいじゃないんですが、臭い。
煮出したりすると部屋中に充満するそうです。


~紫根化粧水の作り方~

紫根チンキ 1
グリセリン 1
精製水 8
お好みの精油 数滴
ガラス製の小瓶(紫根はPP容器などに色が付いてしまうので煮沸できるガラス製がオススメです)

チンキ、グリセリン、精油のみを先に混ぜて最後に精製水を入れてください。グリセリンは10%以上入れると逆に肌が乾燥してしまうので5~10%で。

防腐剤が入っていないので1週間で使い切る量(大体30~50ml)を作ります。

紫根はチンキにしても独特のにおいが残りますが精油を入れると気にならないぐらいになります。別に入れなくてもいいですがフランキンセンスやラベンダー精油にも若返り効果があるので入れるとさらにグレードアップします。

作るのが面倒な方は紫根エキスがコスメ材料店に売っています。

前田京子さんの~お風呂の愉しみ~では化粧水にオススメの精油は
ローズ
ネロリ
カモミール
真正ラベンダー(いろんな種類がありますが真正、トゥルーラベンダー)
でした。ラベンダー以外はとても高いです。ローズは精油の中で一番高いんじゃないでしょうか。カモミールもけっこう高いです。
確かに化粧水には1,2滴しか使わないし高価な化粧品に比べたら安いものなんですが…ローズはとても買えない…。

最近ではフランキンセンスを使っています。これも魔女たちの~の受け入りで。
ラベンダーよりちょっと高いですがこれまたシミ、シワなどに効果ありでスッキリした香りです。香りは好き嫌いがあるので自分の肌に合うものを見つけてください。
私はラベンダーがあまり好きじゃないので…。
レモンなど柑橘系は光毒性があるため避けたほうがいいです。もしくは夜専用で。

ガラスのスプレー容器がオススメです。遮光性のある瓶の方が保存にいいのですが1週間で使い切るなら透明の瓶の方が汚れや沈殿状態がわかっていいです。

ちなみに紫雲膏も手作りできるそうです。いつか作ってみたい。