ミュージカルファンが崇めるエリザベート。
サッチー的に東宝ミュージカルエリザベートに贔屓の成河さんが暗殺者ルキーニに大抜擢されると言うことで、慣れないミュージカル観劇に最初は斜に構えて、温度差があったのだけど。
なんやかんや数十回観てるうちに、結構ハマり(そりゃそうだ)。
シシィチョコレートにハマったり。
(一粒200円以上するが旨い🎖️)
カンヌ国際映画祭ある視点部門はじめ、数十の賞を獲ったらしい映画バージョンが気になり、一つ先の駅前映画館へ行きました。
近くでやってて良かった。
#エリザベート1878
監督脚本 #マリークロイツァー
出演
#ヴィッキークリープス
#フロリアンタイヒトマイスター
#カタリーナローレンツ
#ジャンヌヴェルナー
#マヌエルルバイ
#アーロンフリース
#ローザハジャージュ
他
ミュージカルじゃないし、歳をとってから美貌の維持、世間体に葛藤するエリザベートの40才の一年間にスポットを当てたドラマなので、暗いかなとは思っていたが。
想像以上に暗かった。
主治医に
「40才は平民で言えば平均寿命(死んでる)ですよ」と言われあっかんべー😜をするエリザベート。
サッチーも昔ならとっくに死んでる年齢だし、エリザベートも一番焦った時期なんだろうな。それだけはヒシヒシと伝わる。
ハプスブルク家も威厳はあるが古そうで、そこまできらびやかではない。
ミュージカルではフランツ皇帝👑がエリザベートにベタぼれでずっと追い続けてるイメージだったが、映画ではエリザベートはかまってほしいときにフランツに冷たくされ、それの腹いせのようにやたら旅に出る。
旅先で何人かと恋っぽくなるがギリならない。
フランツとフェンシング練習で勝ったのに、相手にされず、ベランダから飛び降りる。
(自殺願望?)
フランツはエリザベート公認の若い愛人がいたらしい。
精神病院訪問シーンは二回も出てきて。
フランツに欲しいものは?と聞かれ
「設備のある大規模な精神病院」と答えるほど真剣に取り組んでいたらしい。
あのわっかの吊り体操みたいなのもやっていた。
フランツに怒られながらタバコが日課だし、主治医に奨められヘロインも打っていた💉
(パンフレットにミュージカルエリザベートの演出小池先生が寄稿してるが、小池先生も映画観るまでエリザベートがヘロインやっていたこと、知らなかったそうだ)
息子ルドルフもわりと仲良く一緒に旅行に行ってるし、ハンガリーで生まれた末娘ヴァレリーを唯一産まれてから自分の手元で育て、溺愛していた。知らなかった。
本当か分からないけど、劇中では極度のダイエットや美貌維持に疲れたエリザベートは女官にダイエットさせて影武者にさせる。
3時間かけて結い上げる髪型にも飽きて、自分でバッサリ切り、御付きたちは焦って髪を集めてかつらを作らせる。
まだ40才のエリザベートだから、ルドルフは死んでないし、暗殺もされてない。
暗い割には平和なエリザベート1878でした。
ウエスト50cmはやばいよね。