最近休みの日は、朝ドラ→ラヴィット→ぽかぽか→テレ朝再放送ドラマ3時間ぶっ通し📺→フィットネス🧘♀️→ドラマ→バラエティー番組で明け暮れ、エンターテインメントから遠ざかり気味。
昨日フィットネス終わり、気になっていた映画がちょうど良い上映時間だったので近くの映画館へ。
私を含め3人の客。さみしい。

#別れる決心
監督 #パクチャヌク
出演 #タンウェイ #パクヘイル
#イジョンヒョン #コギョンピョ
テレビの映画紹介コーナー、新聞エンターテインメント欄で見て刑事モノ+ラブサスペンスらしい前情報だったけど、始まって何分かしたらグロいシーンが。(刑事事件だからね)
そうだった、、、韓国映画は映像が直接的にグロいんだった。
十数年前に例に漏れず韓流にハマったが、最近は卒業したので年一くらいしか韓国映画は観ない。
ホットドッグとから買わなくて良かった。
(パンフレット見たらサッチー的トラウマ「オールドボーイ」の監督だった)
ネタバレ注意↓⚠️あらすじ
刑事ヘジュン(パクヘイル)は、事件に真摯に取り組み過ぎるあまり、地方の原子力発電所勤務の妻とは週末婚状態。
登山から転落死した60才男性の捜査で、その妻で容疑者の中国出身ソレ(タンウェイ)の取り調べ担当になる。
ソレは夫と歳が離れており、日頃から暴力を振るわれていて夫の爪からソレの皮膚DNAが発見され疑わしい状況。
部下はソレを犯人だと決めつけようとする中、取り調べ、張り込みを続けるうちにヘジュンは疑いと無実で揺れながらもソレの妖しい魅力に惹かれてく。
週末は妻のとの生活を保ちながらも、遺書も発見され事件は夫の自殺と断定されてからはヘジュンとソレはお互いの自宅を行き来したり、寺参りへ行ったりとプラトニックながらも心は近づいていく。
看護士で曜日ごとに違う老人宅を訪問介護するソレが、急病の老人に付き添う替わりに月曜日の老人宅を訪ねたヘジュンは、ソレの夫が転落死した日のソレのアリバイ証言をした老人が認知症で曜日の感覚がズレ、ソレとお揃いで買ったスマホの万歩計?がその日だけ異常に多いことに気づく。
ソレと距離を置くために妻の住む町へ転勤したヘジュン、、、
二人の想い、ソレの思いきった行動、再び起こる事件、疑惑、、、
ラスト美しくも悲しい風景。
主演女優のタンウェイは、トニーレオン共演映画「ラストコーション」で観たけどかなりの濡れ場シーンオンパレードで若いのに艶っぽいイメージだった。
いま40代半ば、冒頭は生活に疲れはてた中国人妻だが、シーンが進むごとに魔性の女全開になっていく。
パク監督がラストコーションで目をつけていつか出演してほしいと熱望していたらしい。
冒頭、ヘジュンと妻のベッドシーンが、出てくるからこのままソレも濡れ場だらけだったらどうしようと思ったら心の高ぶりが主で、観る人によってはじれったいかもしれないが、この時世不倫シーンは受け入れがたいかも。
刑事が被疑者を必要以上に守ったりプライベートで部屋入れ手料理を振る舞ったり、プラトニックでも不倫に近い。
韓国では超大ヒット、各国際映画賞もノミネート。
日本で言ったら昔の失楽園か愛の流刑地。
今の日本は不倫ものはほぼないもんね。
ヘジュン刑事役のパクヘイルsii。
ポンジュノ監督の殺人の追憶のあの凶悪事件最容疑者役だった人か。あれは怖かった。
仕事中毒で、妻に言わせれば事件が栄養みたいな生活。真面目でスマートなビジュアル刑事が張り込みで双眼鏡で容疑者を見ているうちに、ストーカー並みに趣味やタバコまで意識してしまう。
中井貴一さんと萬斎さんと佐々木蔵之介さんが混ざった感じのパクヘイル。
正義の刑事でも目の前に可哀想な境遇の魔性の女が現れたら溺れてしまうのか。
パク監督の映画「JSA」は韓国映画で一番好きかもしれない作品だし、「オールドボーイ」は日本原作とは言えエグ過ぎて吐きそうになった作品だし、「別れる決心」はラストシーンを描きたいから作った作品のような気がした。
愛には理屈も規則もない、、、か。
ラストシーンは観る価値あり⭕
サスペンスを期待していたがサッチー的サスペンス度は弱く、主人公ソレの究極にわが道をゆく自己愛にヘジュンが振り回される物語、、、かしら。