映画『6才のボクが、大人になるまで。』 | サッチーのミーハーシナリオブログ

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(注)脚色・盛りもあります。


去年観たかったのに見逃してしまった。
wowowさんで観れました。

「6才のボクが大人になるまで。」
2014アメリカ 監督・脚本 リチャード・パーキンス
キャスト
パトリシア・アークエット/エラー・コルトレーン/イーサン・ホーク/ローレライ・リンクレーターその他


ゴールデングローブ賞最優秀作品賞はじめ、アカデミー賞最優秀助演女優賞など。
世界の映画祭で多数のノミネート・受賞。



監督の意向で、主人公メイソンjr(エラー・コルトレーン)はじめ、キャスト全員が12年間変わらずに、ずっと成長、年を取っていくという。

「boyhood」の画像検索結果
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夏休みにみんな集合して、細かいストーリーは決めずに、実際、キャストや監督に起こったエピソードなどを散りばめつつ・・・
誰も病気にならず、誰もグレず、12年間、ほんとの家族のように撮影したのかな。すごいことだね。

メイソンがまだ6才の頃に、自由人の父との性格の不一致で母と共に引っ越す姉・弟。
父はまだ、未練があって、週末に姉弟と過ごしたりするけど。
大学の教授になりたい母は、大学生になり、おなじ世代の娘・息子をもつゼミの教授と再婚。
生活も楽になり、義理の姉・兄とも仲良く暮らしていたメイソンたちだが・・・
少しずつ、義父の横暴さが垣間見れ。
「boyhood」の画像検索結果
突然、義父に床屋に連れて行かれて自分の意思も聞かれずに坊主刈にさせられるメイソン。
アル中で暴力的な義理の父から、逃げるように引っ越す一家。

転校も数々。少しずつ、おとなの階段を上り、やや、背伸びしてみたり。

父が再婚した相手の実家に御呼ばれしたテキサスの山中では、誕生日に散弾銃を贈られたりして戸惑ったり。
(アメリカは、子供用の可愛いピンクの銃まで販売しています)
「boyhood」の画像検索結果

二回目の母の再婚相手に贈られたカメラが元で、カメラの撮影に興味を持って。
校内コンクールで銀賞に。
家計が苦しく、二番目の夫とも別れた母は家も売ってアパート暮らしに・・・
ファミレスでバイトをしながら学費を貯めるメイソンは、進学先を決めかねていた。
高校の彼女に、ラクロス部男子に鞍替えして振られてしまった・・・
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やっと決まった奨学金制度の効く大学。
高校の卒業も家族や、昔からの知り合い、バイト先の上司などに祝ってもらう。

母と暮らすアパートから、最低限の荷物を持って、大学の寮に引っ越す日に・・・
母がダンボールにこっそり入れた初めて撮った写真の額縁も
「あえて、これは持っていかないんだ」と放り出すメイソン。
母は
「あなたは浮かれている。私は、結婚して。出産して。離婚して。もう・・・なにもない死ぬだけ・・・」
みたいに泣くのだけど。

ハイジも、今週、卒業だし。
こっちが一方的に心配ばかりしているし。
反抗期、続行だし。就職先のことも、ほぼなにも話てくれないし。

なんだか、パトリシア・アークエット演じるママが身につまされて・・・

この、ママは男を選ぶ目がないのか・・・自業自得だけど。
苦労した分、子供たちはたくましくなって。

早速、PCの性格診断で決まった寮のルームメイトと意気投合し、その彼女のルームメイトと四人でハイキングに出かける。

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とても、楽しい大学生活を想像させるシーンで終わった。
親だって、勝手に子供を振り回すけど・・・
結局、子供なんて、自分の夢・理想を追い求める。

親って・・・切ないね。