映画「バクダッドカフェ」(ネタバレ) | サッチーのミーハーシナリオブログ

サッチーのミーハーシナリオブログ

アダム・ランバート(Queen)=神の声域
成河(ソンハ)さん=演劇の神様 をずっと応援しています。
一生懸命な人が好き。

舞台・映画・テレビ・ときどきプライベート。

(注)脚色・盛りもあります。

現実逃避体質は治らない・・・でも、いいの。いざ、現実と向き合う時だってあるのだから・・・
9Qのジェーンのセリフじゃないけど、身体と魂は別次元だったりする。


「バクダッドカフェ」(監督 パーシー・アドロン 西ドイツ・アメリカ製作 1987 西ドイツ 1989 日本公開 テーマ曲 コーリングユー)



昨日、ちょっと心配ごとが増えて・・・
今日の昼下がり、WOWOWシネマで「バクダッドカフェ」をやると知り・・・
若かりしバブル時代、このテーマ曲「CALLING YOU」が、超超超流行っていて、群馬のカフェでも必ずかかっていた(でも単館系だったからか映画は観てない)あ~懐かしいから観よう!と・・・観だしたら。



今更ながら・・・ファンタジーじゃないけどファンタジー???
一言で言うと「寂れたアメリカの砂漠の中のモーテル&カフェに楽しくも変わったぽっちゃりドイツ人が居着き、くたびれた女店主や客たちの生活までも素晴らしい日々に変えていく」物語・・・?

いままでちゃんと観てなかったのが恥ずかしいくらい有名でヒット映画なのだけど・・・
たぶん、この映画のすとーりーをオマージュ(脚色?)したドラマや映画って・・・たくさんあったのね・・・
すごい事件も起こらないけど・・・
砂漠で旦那と喧嘩して・・・重いトランクをもってひとりで車を降りたまま、ふとたどり着いた古くて汚いモーテルに入ったドイツ人旅行者ヤスミン(ジャスミン)。


カフェなのにコーヒーメーカーも壊れ・・・ビールもない・・・
女主人のブレンダは、夫はうるさがって家出。娘はのんきに遊び回る・・・乳飲み子もいる。事務所はゴミ溜めのように散乱。
見かねたヤスミンは、ブレンダの留守中にかってにモーテル事務所を綺麗に片付けてしまい、ブレンダはライフルを持って激怒。
三つ編みインディアン保安官をよび、怪しい旅行者ヤスミンを調べさせるが、パスポートも、帰りの飛行機チケットも問題ない。

勝手に乳飲み子をあやしたり、自分よりも、娘や、常連客と仲良くなってしまったヤスミンにイラつき、切れて「そんなに子供と遊びたいなら
自分の子供と遊びなさいよ」
「私、子供はいないの・・・」

明るいヤスミンも本当は孤独でさみしいのだ。そして悪い人ではない・・・

くたびれ、いつも機嫌悪かったブレンダは人が変わったように明るく、そして閑古鳥が鳴いていた「バクダッドカフェ」は・・・
「陽気なレディースがいるあの砂漠のオアシスのカフェにいこうぜ!」とトラック野郎たちが無線で呼び合い、大盛況!
ヤスミンは、得意のマジックを披露しながら、カフェの看板娘に!

トレーラーハウスに住む自称絵描きのルーディ(ジャックバランス)は、明るいヤスミンに惹かれ、絵のモデルを頼む。
初めは戸惑っていたヤスミンも、回を追うごとにその気になり・・・最後はじぶんからヌードに(この流れがすっごくおもしろい!)




(画像 お借りしましたが・・・このロケ地、いまもあるんですね。名前も映画になってからバクダッドカフェに変えたみたい。きっと連日映画ファンが押し寄せそう)

しかし・・・カフェが流行れば異邦人看板娘の噂も広まり・・・
インディアン保安官も職務を果たすため・・・
「ここで働いているならグリーンカードがないといけない。もうビザも切れているので見逃せない」
・・・泣く泣く・・・本国に帰るヤスミン。
このまま・・・またバックダッドカフェは寂れてしまうのか・・・?



こういう話は実際、どこの世界でもリアルにあるのかもしれないけど・・・

でも・・・こんなことがあったらいいな~
夢のようなファンタジーのようなお話。元気をもらえるし・・・
「ショーシャンクの空に」もラストは理屈抜きのファンタジーだし・・・

こういう映画を・・・ブレンダのように生活に疲れた時にぜひ観てください!心が元気になるって体も元気になるよ!

ヤスミン役のドイツ人女優 マリアンネ・ゼーゲブレヒトさん
映画バチカンで逢いましょう」キャンペーンの為、三月に来日してたんだね!


変わってなくて可愛い~!