唯一無二の美しさ…
4面すべて組み付けました。
残りは上部5面。
本体は美濃和紙をメインに、
紙司さんで出会った黒谷和紙を使っていますが、
5つの上部の面には、そこに阿波和紙、出雲和紙、越前和紙を少しでも加えれたら…と思います。
これまで私が縁あって使わせていただいた和紙たちが、
日本の離れた場所で漉かれた和紙がたちが、
この作品で、その距離が近づいたら、
どんなに素敵なことなんだろうか、
と思ったんです。
どの工房の方も、お店の方も親切で、
自分自身を裏切らないものづくりをされている。
職人さんたちは、もっと大切にされないといけないと思うし、もっと対価を支払わないといけないとも思う。
ものを生みだし、育てる人が報われる世の中であってほしいな…と、
私はそんな職人さん達が生みだした和紙から
たくさんの作品を生みだしてきました。
日々、手に取るたびに癒されて、
そのあたたかさを感じているんです。
この二十数年
何にも変えがたい喜びがそこにはありました。
今まで嬉しかったこと、
出会ってきた人たち、支えてくれた人には、
ありったけの感謝しかないです…
そして、苦しかったこと、辛かった経験を
与えてくれた人にも、
今となっては、それも感謝ですね…
私がはじめて書いた童話、
「もこもこフラフィー」で伝えたいメッセージの一つ、
助けているようで助けられている
助けられているようで助けている
そしてありのまま存在している、そのこと自体が素晴らしいんだ。
という思いをこの作品のタイトルにしました。
あともうひといき!
あだちまり童話:もこもこフラフィー