昔も今も…。 | あだちまり日和

あだちまり日和

和紙あかり作家のライフスタイル。
  日々の工夫や暮らし・食事や子育てのことなどを綴っていきます。

久しぶりに、就寝時に大好きな読書。
菜根譚と蜻蛉日記。

この菜根譚は約400年前の処世訓ですが、とても読みやすくて入りやすいのでオススメ。
こういう本の中で琴線に触れる箇所はやはり、実際に経験して思いあたるところになりますね…。
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蜻蛉日記は、宮廷の中の、ある男女のゴタゴタなどが書かれているのですが、

香を焚きしめ草花を巻いた文(ふみ)からメール、
唐衣など羽織った十二単が機能性のある衣、

ただ時代や小物、背景が変わっただけで
昔も今も、相も変わらず人間は同じようなことをしているのだなぁと、セカセカした現代に生きている私も、なんとなくまあるい気持ちになる○

そこまで熱くなれるの?と、
ちょっと笑えるところもある。

どうしようもないけど、
愛すべき人間達です♡
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結局どの時代も、人は同じような感情をもって、同じようなことを繰り返す生き物であるならば、もしかして、そこにこそ人の生きる価値があるのかもしれない…。
もっと言えば、そこに文化や科学、ものづくりの原点があるのかもしれません。

世の中には、ありとあらゆる情報、バイブルやセミナーが溢れていますが、
転ばぬ先の杖を持つ努力をするより、
実際に大きく転んで自分なりの生き方や処世訓を磨き、人生を謳歌することを楽しみたいなと思うこの頃。

酸いも甘いも重ねながら読む本は、長年付き添った隣人や友のようであり、もうひとりの自分であったり、それでいて、面白おかしく、たまには泣かせてくれる楽しいものである…。

久しぶりの本と戯れた、
静かないい夜でした♡