今西家書院にて。 | あだちまり日和

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和紙あかり作家のライフスタイル。
  日々の工夫や暮らし・食事や子育てのことなどを綴っていきます。

今日は、奈良の今西家書院にお伺いしました。ここはいつ来ても素敵な空間。来るたびにいろいろなおもてなしの心を感じることができますし、「心をこめて手をかける」ということを、いつも教えていただいているような気がします。たくさん伝えたいことがありますが、言葉では語りつくせない、私にとっては本当に特別なところです。


もうすぐドイツの方々をお迎えする市主催のパーティがあるのですが、そこでどんな風にあかりを演出しようか、過去の書院での展示を参考に考えようと、いろいろ資料をひっぱりだしてきました。

個展では比較的20点以上のあかりを一同に展示しますが、今回は、数点を効果的に配置できればいいなぁ・・・と。


この写真は、演奏会の演出でしたので、部屋に数点おいて、暗さと光の影を楽しんでいただきました。

そうそう、こんな感じでいこうかな・・・。

多くのあかりを一斉に灯すのも素敵ですが、暗い空間にぽつんと灯るあかりもなかなか素敵。


そして今日は、書院奥の、天井が太い杉のへぎ板を網代に編んでいる、”網代編みの間”で、ふかふかにあたためられた酒まんじゅうとお抹茶をいただきました。

お庭から摘んだ春のお花が飾られていたのがとても印象的で、お盆の上に可憐な姿で咲いている紅色の花は、私の目と心をうっとりと和ませてくれます・・・。

書院での食事会に使用するために、二月堂の机の下にかさ上げできるオリジナルの取り外し可能の支えを大工さんに作っていただいたお話や、自転車で東大寺までいった時のカラダが大変だった時の話など、京都でここにいけば勉強になるよというお話など、笑ったりしみじみしたり、こちらも素敵な花が咲きみだれました。


帰りに、春鹿に立ち寄り、ドイツの方々との交流会にと、お酒を買って帰ることに・・・。ドイツの方に好んでいただけるであろう、お酒を店主からいろいろアドバイスを受け、きき酒をしながら、3種類のお酒をチョイス!!。

左は、トラディショナルな製法でつくられた KIOKE-SAKE(木桶酒)旨口4段仕込 純米生原酒。

口に含んだ時にふわっと香りが広がり、とてもコクがあります。

右は、純米吟醸 「封印酒」。

やわらかな舌触りでフルーティー!!



それと私の好きな、発砲性純米酒の日本酒のシャンパン。これは本当に美味しい!!きっとドイツの方々にも気にいっていただけるんじゃないかしら?にひひ。お茶や書やあかりに食事・・・。様々な方と一緒にお・も・て・な・し・できるのは、今からわくわくです。



ちょっと番外編。

私は毎年春鹿さんで酒粕を購入しますが、それをペースト状にして保存すると、いろんな料理に使えますし、とても使いやすいんですよ。

水で割って火にかけながらなめらかにしていきます。

瓶に入れて冷蔵庫に入れておけば、日もちもしますし、私はこれで和風ピザなどをつくったりしますが、

これは大人の軽食としても結構いいですよ。是非お試しあれ!!。


今日は午後から用事がありましたので、午前中だけの奈良でしたが、私の好きな場所でじゅうぶんに英気を養えたような気がします。

で、家に帰ったら、お世話になっている知人から、お水取りや春を彩る写真とともに、奈良でのコンサートのお誘いの手紙が届いていました。

今日はいろんな意味で奈良を満喫し、よい”気”をいただいた私は、何故か夜中の4時を過ぎても黙々と作品をつくっているのでありましたとさ・・・。

で、翌日ガクっときたりして・・・にひひ