1月も下旬。
どうしてこんなに日が過ぎるのは
早いんだろう、と
最近は時間の脅威に
恐れおののいている。
TIME is MONEYとはまさにこのこと。
時間は全ての人間に平等に与えられた
唯一差別のないものだとか言うけど、
まさかそれが嘘だった!!
なんてこともあるんじゃないかと
もはや根底から疑う精神まで
育ってくる始末です。
だって天皇家をテレビで見たら
驚くほどゆっくり手を振ってるし、
急いで駅に向かう途中では
どこかのおばあちゃんが
朗らかな顔をしてお散歩なんて
しちゃってる。
同じに与えられたはずの時間を
手を振ることに使ったり、
ただただ道を歩くだけに使うなんて、
今のわたしには到底できないけど
その人にはそれができる。
これってもしかして
平等に与えられてないんじゃね!?
あたしだけネジ早く巻いてね!?
だって気付いたら朝で、
気付いたら昼ごはん食べてて、
気付いたら夜ご飯食べてんもん。
食ってばっかかよ。
…ってそうじゃなくて、
もうまじ本気だしてね?
あたしの時間だけボルト並みに
走ってね?早くね?世界記録じゃね?
なーんてな。
天皇皇后両陛下にとっては
手を振ることも大事なお仕事で、
おばあちゃんにとってお散歩は
必要不可欠なことなんですね。
それと同様にわたしが
他のことに時間を使わなきゃいけない
っていうだけなわけで。
これが時間の早さカラクリです。
あたし天才じゃね?
え、うそ?みんな知ってたの?
みんな天才じゃね?
世の中は天才でできてね?
もしかして「じゃんけん!」って
急に言われても「ポイ!」で
チョキ出せちゃうタイプ?
天才かよ!
あたしグーだわ。
グー派だわ。
素直かよ!
ってことで毎日ボルトみたいに
世界記録打ち立てて走り去ってく時間を
ひぃひぃ言いながら
過ごしてるわけですが、
いつも通りアルバイト帰りに
一駅歩いてたら、
冷たい風がさわさわ吹いてて
ちょっと顔を上げたら
橋の上に高速道路が走ってて、
あ、あたし高速道路フェチじゃん?
高速道路すきじゃん?
見るとテンション
上がっちゃうタイプじゃん?
知ってると思うけどさ。
もう、「なにこれしあわせぇ!」
って思ったわけ。
高速道路みながら
冷たい風に吹かれて
なんかワクワクしちゃったの。
もうマジ純粋かよ!
なんて小粋なツッコミを入れつつ、
「今、この、コクーンコートのポッケに
手を突っ込みながら
高速道路を見上げて、
街頭に照らされた髪の毛が
風に吹かれてなびいてる感じを
斜め前くらいから一眼で写真撮ったら
なんか私でもいい感じに写りそう!」
っていう意味のない
邪念が混じって1分は佇んだよね
まぁ誰も撮ってくれるわけないし、
撮ってくれたら逆に怖い。
そんで我に返って駅に向かいました。
その日は、アルバイト先の社員さんで
わたしが(勝手に)目の保養にしてる
カズさん(仮名)が、
「わたしの部署異動後
当たりがやたら冷たくなった事件」
っつー(個人的な)大事件勃発から
数ヶ月が経っていまして、
もう知らない!なんて(勝手に)
思いながらも、
「なんでこんなにかっこいいんだ!」
と見るたびに悔しさに涙を滲ませて
過ごしていたんですが、
久々に関わる機会を与えられました。
奇跡的に。
まぁかっこいいかっこいい言うけどね、
周りからは「雰囲気だけね、」の嵐
じゃかましいわ!
と、一蹴したい。苦言を呈したい。
なにが雰囲気イケメンだ!
どこからどうみても
かっこいいじゃないか!と。
でもいい。ライバルがいない。
素直かよ!!
ってことで、わたしが荷物を運んでたら
横の扉からカズさんが出てきて
「ここはいる?」と。
実に1ヶ月ぶりの会話じゃないかと。
(前日に話したけどそれは
事務連絡も事務連絡なので割愛)
え、あ、ぅ、はいひます!!!
みたいな華麗なキョドりかたを
披露しつつ返事をすると、
その扉を「どうぞ」と
開けてくれたわけです。
これは奇跡だ。
あんなに冷たくなったカズさんが。
ひれ伏すようにお礼を言って
別れたわけですが、
席まで戻る間のわたしの心の中の
浮かれようと言ったらもう。
おはなばたけですよ。
ここまじのメルヘンかよ
ってくらいのおはなばたけ。
そんな思いもありつつ
高速道路でテンションをさらに上げ、
駅のホームに立ったら
電車が遅延とのこと。
そこに、駅の近くにある
赤提灯があるような昔ながらの
居酒屋から、焼き鳥を焼いたような
古き良き時代の雰囲気の匂いが
漂ってきて、さらに冷たい風が
さわ~っと吹いて。
そこでわたしは思った。
「え、遅延とか全然苦じゃない!
この、この感じが幸せだ!」
生きてる心地がした。
そして今日、もうひとつのアルバイト。
勤怠を打って、今年卒業になる
わたしたちの卒業写真的なものを
店長に撮ってもらった。
店長に撮られるとかほんと
写りづらいわ~、でもこれは
逃れられないやつだわ~、
いやもう、「はいちーず!」とか
おなじみの言葉いらないから
はよとって~~~~~!!!
と内心は思いながら
作り笑顔を見せていたわけですが。
ぱっと、顔を上げたら
「もうこの写真撮ってたら
さみしくなっちゃってやばいわ(笑)」
と言いながら笑う店長の目には
涙がうるんでた。
なにこの可愛い人。
と、不覚にも思っちゃったわ!!
めんどくさくてうっさい人だけど
さすがに愛しかったわ!!
でもその空気にどんなリアクション
すればいいかわからなくて
「まだまだあるでしょ!!!」
といって帰った。
実に可愛くない。
でも、こうやって卒業することを
悲しんでもらえるって幸せだ!
と店長からの愛を噛み締めた。
そして思ったわけだけど、
ドアを開けてもらった、とか
居酒屋から香る匂いがよかった、とか
高速道路が見れたとか
風が気持ちよかったとか
店長が泣いてて可愛かったとか
ちっぽけなことだけど
なんかものすごい幸せで、
こう、生きてる!って実感が湧いて
おりゃぁぁ!!!ってなってる私って
ちょろいな。
もうね、ちょろい。
ほんとにちょろい人間。
単純明快。
まじあたしが男だったら
ちょちょいのちょいのちょいで
口説き落とせる気がするわ。
でも過去に連続(確か大体)8人斬りを
してるわけだからそううまくは
いかないかもしれない。
警戒心だけは磨かれてる。
口説き落とせなくても
付け入ることはできるわ。
ちょろい。
ほんとに簡単なやつだぜ。
複雑に見せるのもうまいけど。
複雑に見せた単純明快な
ちょろい人間だ。
この感覚、忘れずに生きて行こう。
と、なんかいい話ちっくに
長々とかたりましたが、
ここで本題。
あの、イヤホンと耳の間で起きる
静電気、あれ、なんなの?
どのタイミングでどう起きてんの?
♪まーぼーろしにー夢ーで会えたらー
それはーm「バチッ!!」じゃないー
うんそりゃあ幻に夢で会えても
それは撥じゃないっしょ。
撥は太鼓叩くやつだから!
幻とは関係ないから!!
ってなるよー!!!
♪oh my sweet sweet baby,shalala…
「バチッ!!」にするぜ任しとけlady
いやスウィートスウィートベイベーを
罰当てちゃダメだろ!
shalala言ってる場合か!
ってなるよーーー!!!
とにかく言いたいのは、
耳とイヤホンの間で起こる静電気を
どうにかしてほしいことと、
右耳だけ静電気が襲ってくるのは
過去になにか右耳と静電気の間に
確執があったからなのか、ってこと。
いてーの。静電気。