WPA-TKIPの暗号が部分的に解読された
無線LANの暗号化規格「WPA(TKIP)」が部分的に解読されたそうです
発表したのは、ドイツ人研究者、Martin Beck氏とErik Tews氏です
Erik Tews氏といえば、2007年に
Breaking 104 bit WEP in less than 60 seconds
という論文を発表し、104ビットWEP(Wired Equivalent Privacy)キーの解読に成功している方です
今回、解読されたのは、
「WPAで用いられる暗号化プロトコル「TKIP」において、定期的に更新される鍵(セッションキー)の
一部を12~15分で解読する攻撃方法を発見した」
ということであり、
「ネットワークへの侵入やすべてのデータの解読が行えるわけではない」
のでとりあえず安心を
しかし、この研究により、WEPにつづいてWPAも安心して使うことができなくなります
これからは、WPA2への設定が必須になってのはないでしょうか
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報道ページ:
Practical attacks against WEP and WPA