IPA、「MD5 の安全性の限界に関する調査研究」に関する報告書を公開
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA) は25日、
「「MD5 の安全性の限界に関する調査研究」に関する報告書」
を公開しました
MD5は、認証やデジタル署名などに使われるハッシュ関数の1つです
電子メールの受信に使われるパスワードを暗号化する認証方法である「APOP」にもMD5
が使われています
しかし、このAPOPは、プロトコル上の問題でパスワード解読が可能なため、第三者に
パスワードが漏えいする問題が既に報告されています
この報告を受けて、IPAでは今回の報告書をまとめたようです
報告書によると、
「想定した全てのパスワードについて、通常使用されているPCを用いて、比較的短時間
で解読できることを実証した(全ての設定した条件下で想定時間内に解読:現実の
使用環境(メール到着確認周期が30分、2回に1回攻撃)で40日程度で解読が可能」
だそうです
そろそろMD5の時代も終焉かもしれませんね
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