17章「追っかけ2」
一生ついていくぞ!17章「追っかけ2」
初めての追っかけで、病み付きになってしまった二人は
休みを合わせては、東は茨城県、西は山口県まで追っかけた。
プライベートでも高見澤さんは優しくて
まりちゃんと私は、この時期を追っかけ黄金時代と呼んでいる。
今じゃ考えられないけど、あの頃は新幹線待つのもホームで
私達と一緒に待っててくれたし
手紙渡すと必ず「ありがとう。」って言ってくれた。
たまたままりちゃんと二人でいる所に、急に高見澤さんが現れ
今しかない!と口から心臓が飛び出しそうになるのを抑えて
「すみません、握手してもらえますか?」と下を向いて聞くと
「はい。」と右手をサラッと出してくれた高見澤さん…
そんな時代だった。
今じゃイベンターが両脇をがっしり固めてとても側に寄れるような体制じゃないけど。
まあ、それは今の追っかけのマナーの問題なのかな?