今回は、怖い話を載せるので是非見てください!(^^)!
トイレの鏡
「すみません、トイレに行きたいんですが」
「ちょっと離れているので、ご案内しますね」
「え?すぐあそこにWCって書いてありますよ」
「いえ、向こうに新しいトイレがありますのでそちらをご利用ください」
「いいですよ、あそこで。すぐに終わりますから」
「それでは私もご一緒します」
私は山口にある某大手メーカーの従業員家族慰安旅行の添乗員として、温泉地に来ていた。
急に尿意を催し、添乗員控室にあてられていた応接室からトイレに行こうとした。
応接室を出ると、廊下に係員が待機していた。
トイレに入った瞬間、嫌な空気がした。
ホコリが積もり、普段使われている様子はなかった。
便器は4つあったが一番手前で用を足し、ふと見ると一番奥の便器で男が小便をしている。
あれ?足音もしなかったのにいつ入ってきたんだ。変だな……。
不思議に思いながら手を洗い、鏡を見ると男の姿がない。
「そんなはずは…」と思って振り返ると、男はまだ用を足している。
また鏡を見てみると、今度は男がはっきり映っ
ていた。
「何だこれは!」
私は外に飛び出し、待っていた係員に聞いた。
「誰かトイレに入りました?」
「誰も入ってませんよ」
「おかしいな。ちょっと中を見てもらっていいかな」
係員がのぞき、「誰もいませんが」と答える。
「いや、絶対いたんだ。鏡見てみてよ、映ってるから」
「添乗員さん、このトイレ、鏡ありませんよ」
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