公民館の”生きがい元気の会”でハーモニカ、ソロ
コンサートを行った。演奏者は年齢80歳のN氏、
複音ハーモカを趣味としている。
見よう見まねの独学である。本格的に先生を探して
習おうとした、77歳の時に大病を患いあきらめたが、
自由にどんな曲で吹ける今が幸せと言っている。
当時8本のハーモニカは今14本に増えて童謡、唱歌、
歌謡曲、外国の曲などを器用に吹きこなす。月5回
の歌声喫茶にも参加している。
ハーモニカ譜以外の楽譜解読力は30パーセント位だが、
音符の高低と長さで音を判断し、ピアノやギターにあわ
せる。
楽譜より歌詞カードの方が吹き易いが、両方を使い分
けている。約1000曲くらいなら記憶している。
あらゆるキーで、移動音階のメロディーがふける複音
ハーモニカは、私には不思議な存在で、マネはできない。
私はクロマチックは吹けても、複音ハーモニカは無理で
ある。天成の感と記憶力の違いがある。
複音ハーモニカの利点はビブラートのかかった美しい音色
と、手にフイットする小型なこと。ソロ、ベース、オブリガード
伴奏等多目的、それと歌声喫茶のキーチエンジが苦になら
ない、便利な楽器である。
体は大型楽器は小型、性格は優しい男性である