前に早口言葉「外郎売り」を演じたTさんです。
8月15日公民館「生きがい元気の会」
歌声喫茶に飛び入り参加Tさんが朗読
をしてくれた。
盆休みの最中参加者10人の少し寂
しい2時間にTさんの朗読は受けた。
題目芥川龍之介作”くもの糸”は見事に
語られた。
1918年アメリカの作家、宗教研究家
ポール・ケーラスの「カルマ」の日本語
訳、因果の一編が源になっている。
悪人のカンダカが地獄に落ちている姿を
上から見ていたお釈迦さんが、彼が以前
くもを助けたことから手を差し伸べた。
一本の糸を上からつるしてカンダカがそれ
につかまり地獄から逃れようとすると、後か
ら他の罪人もよじ登ってきた。
カンダカは糸を独り占めにしようと他のもの
を蹴落とした。はずみで糸は切れ彼は再び
地獄へ戻ってしまった。
自分だけ助かりたいのエゴの罰が教訓とし
て語られたTさんの話は、盆の15日に語ら
れた。