K先生の水彩画天狗様の面
公民館の絵画クラブの新年会が行われた。
この界隈の有名すしと心のこもったテーブル・
セッテングに料亭なみのランチ・タイムになっ
た。
人気手品師Nさんの親切丁寧愉快な演技
を楽しんだ。演技が終わった都度「拍手」
と書いた紙を見て自主的な思いも込めて
拍手を惜しまなかった。
教室に移動、リーダーのK先生のスケッチ・
ブックをみせてもらった。
張子の面から描いた水彩画を見つけた。
天狗は伝説の生き物で、赤い顔と高い鼻
で日本では知らない人はいない。
怖いとは思わない、鬼に比べれば上品で
理知的にみえるし、格言のように自慢して
いるようにも見えない。
小説家大佛次郎氏の鞍馬天狗を映画化
した時は、国民的英雄になった。
天狗が牛若丸に剣術を教えた話は子ども
の時は本当のことと思っていた。
童謡の歌詞で牛若丸が「京の5条の橋」ら
んかんの上を走り回り、大男弁慶が「ごめん
なさい」と言った話は痛快だった。
新年に神として信仰になっている鞍馬の天狗
様に会えたこの日は、いつまでも覚えているだ
ろう。