ラテンジャズピアノの基本
アクターズプレイヤーミュージックスクールのピアノレッスンでは、クラシック音楽だけではなく、ジャズやロック、R&Bなどのポピュラーピアノを学ぶことができます。
さて、ここ最近、お教室に関連するYouTube動画で、ラテンジャズピアノの再生回数が上がっています。
そこで、今回はラテンジャズピアノの基本についてご紹介していきたいと思います。
少しシーズンからは離れてしまいますが、常夏の白い砂浜のビーチに合う音楽と言えば・・・
そうですね。
サルサ、メレンゲといった陽気なラテン音楽です。
特にサルサ音楽などは、ダンスに興味のある方にも関心の高い音楽だと思います。
ラテン音楽と言っても、サルサと呼ばれる音楽は、ママが中南米出身だとすると、パパはニューヨークになります。
つまり、キューバで生まれた音楽が、ニューヨークに渡り、都会的な精錬された音楽がサルサになります。
さて、キューバの音楽ですが、キューバという国の歴史をたどると、興味深いというよりも悲しい事実にたどり着きます。
というのは、キューバを始めとする中南米の国には、アステカやマヤなどの土着の人々が住んでいました。
アステカやマヤの土着民は、植民地政策を推し進めたスペイン人やポルトガル人たちがもたらした天然痘や黒死病などのウイルスの免疫がなかったため、戦争ではなく、普通に日常生活で病気になり、文明が滅びたと歴史的に言われています。
特にヨーロッパと中南米の中継点となったキューバという国は、もはや土着の人々は全滅し、奴隷として連れてこられた黒人と白人しかいなくなったと言われています。
歴史的事実として普通に聞くと、「へ~」となりますが、よく考えると非常に恐ろしいお話です。
当時、植民地政策を推し進めていたスペイン、ポルトガルは戦国時代の日本にもやってきます。
その辺りに、秀吉や家康が禁教令、鎖国を行った理由があるのですが、ジャズピアノと関係なくなりますので、このお話はレッスンでご紹介します。
さて、音楽にお話を戻しますと、ラテンと言っても、ポルトガル語圏のブラジル音楽と、スペイン語圏のその他の中南米の音楽は一線を画します。
ジャズの世界では、ボサノバと呼ばれる音楽が親しまれていますが、ボサノバは資料が出回っておりますので、今回はスルーさせていただきます。
というわけで、ブラジルを除く、キューバを中心としたスペイン語圏のラテン音楽について動画でご紹介したいと思います。
今回の動画では、ラテンジャズの音楽以前の問題として、拍のとり方の違いや、拍のとり方から派生するリズムのパターンなど西洋音楽の前提とされている内容以前の基本的な内容についてご紹介したいと思います。