どうやって引きこもりの絶望感から抜け出したか? の続き

 

 

私、大学卒業から働かずに家にいるんだけど、

 

前回は、

どうやったら、暗い気持ちをあまり寄せ付けずに

自分を保てるかについて書いた。

 

 

今日は具体的に私が何をしてたのかを書こうと思う。

 

 

 

もちろん私も最初から、

どうにかなるって思えてたわけじゃない。

 

 

もともと私は、

社会に出て働くのがすごく怖かった人。

 

小学生の時に友人といさかいが起きてから、

人を信じられなくなり、

そのまま友達も作らず、小学校から高校まで、ずっと一人でいた。

どこのグループにも属さず、クラスの中にポツンと一人でいる子だった。

 

 

 

 

大学になって、

サークルでやっと心を許せる友達ができたものの、

いままで人との接し方が分からずにいたので、

同じサークルの人にちょっとした頼み事をするのも怖かった。

 

 

人に声をかけるのすら上手くできない

コミュニケーション能力の低い私が、働いていけるんだろうか。

責任ってどこまで取ればいいんだろう?

ダメダメな私がやったことで、人に迷惑をかけてしまったら。。。

 

 

就活が近づくにつれて、

前から頭の片隅にずっとこびりついていた恐怖が

大きさを増していった。

 

 

 

大学3年になって就活が始まっても、

ダメな自分がバレるのが怖くて、面接にすら行けなかった。

 

 

そのころの私には、

社会に出て働くのがとっても大変で怖いことに思えて、

この精神状態のまま働いても、遠からずメンタルの調子を崩して、

会社を辞めてしまうような気がした。

 

 

 

 

きっとこの怖さは、

小学生のときのあの出来事のトラウマなんだろうな

とは思ってた。

どこかでけりをつけないと、

ずっと追ってくるものだろうとも分かってた。

でも向き合うのが怖すぎて

悩みを人に相談するのもとっても怖かった。

 

 

 

 

 

そのころ、大学で卒論を書いてて、構想がたたなくて、

悩みすぎてどうしたらいいか分からなくなった。

 

 

すぐに教授に相談すればよかったんだけど、

最初はいい感じに書けて期待されてるように思ってたから、

相談してダメな自分がバレるのもイヤで、怒られたくなくて

相談できなかった。

 

それでイヤすぎて

卒論書くのを数カ月放置してしまったんだよね。

結局それがもとで留年して。

 

 

留年したら負い目が増えて、

ますます就活しずらくなって、

就職するのが怖くなって。

就職せずにいるのがバレるの怖くて

あまり人と関わらなくなって。

ずっと引き延ばしてたらここまで来てしまった。

 

 

 

 

 

 

2.3年前はまだ全然怖かった。

近所のスーパーに行くのもビクビクしてた時あったし、

電車に乗って外出したりすると、周りと世界が違う気がして、

自分一人だけ時間が止まってるようだった。

 

 

たまに親から言われる、

就職しないのか、これからどうするんだ!って言葉。

 

 

どうしたいかわからないから、困ってるんじゃん!

って思ってた。

でも親の言うとおりにして

無理やりにでも就職しようとは思えなかった。

 

親に私のことについて口出しして欲しくなかったし、

私の中に踏み込んできてほしくなかった。

 

 

どうせ何を言ったって、

帰ってくるのは早く就職しろって言葉と叱責。

私の想いは伝わらないだろう。

親は、怒りと心配を発散させたいだけで、話は平行線。

私の話すら聞いてもらえないだろうって思ってた。

 

だから親には何も言わず、ずっとひとりで悩んでた。

 

 

 

どうしたらいいのかわからないまま、

かといって、怖すぎて就活の情報を集めることもできず、

 

でも、どうにかしたいと思ってたから、

ネットでこうなりたいと思う

好きな芸能人を探して、その人を分析して、

人と上手く関わるためにはどうしたらいいか

をひたすらに書き溜めてた。

 

 

今思うと、

ずーっと言うことを聞いて、正しいと思ってきた

親の価値観から離れるのに、

私は一度自分の中に引きこもって、

自分にとって信じられるものは何なのかを

探していたのかもしれない。

 

 

 

つづく