えっ????
大志を抱くな?
なんで????
関西芸人会の重鎮に
上岡龍太郎と言う人がいた、
今は松本人志が司会をしている
関西長寿番組「探偵ナイトスクープ」の
初代司会者で、
その昔は大阪府知事を務めた
横山ノックと漫才をやっていた人
関西ではかなり人気のあった人だが、
「ボクの芸は20世紀で終わり。
21世紀には新しい人生を歩みたい」と
2000年4月、58歳で芸能界を引退した
常に冷静で切れ味爽快な発言で、
私も好きな人だったが、
その上岡龍太郎がこんなことを言っていた
『成功者は、思いも寄らないことで
成功している。
失敗した人も、思いも寄らない落とし穴に
落ちている。
強く思えば、大きくそれる。
より速くまっしぐらに走れば、
より遠くへそれてしまう。(中略)
少年も青年も、大志を抱いて、
がむしゃらに努力をしないことが肝腎だ。
努力をしても無駄になるからするなと
言っているのではない。
無駄を恐れることはないが、
抱く大志は君たちが抱いたものではなく、
大人が抱かせているものだということを
分かっていればそれでよい。』
引用:上岡龍太郎・弟子吉治郎
『“隠居”のススメ 好き勝手に生きる』
(青春出版社、2003年)
私は「強く思う(願う)」ことは大事だと思う。
しかし、それは主体性があってこそ。
誰かに押し付けられた【大志】なんて
所詮、自分の本心ではない。
上岡はこの後このように続ける。
『乃木大将になりたいと言ったのは
少年ではない。
言わせた大人がいたから子どもが言ったのだ。
そして、その子どもはどうなった。
大人はそのことに責任を取るのか。
絶対取りはしない。でも、子どもは自分で
自分の口から出た言葉を、
自分の耳が聞いて脳に働きかけて、
自分の人生を作り始める。
青年はこんな魔術に乗るな。
大人は魔術をかけるな。
どうせかけるなら捻(ひね)ってかけろ。
イチローになりたいと子どもが言ったら、
「バカなことを言うもんじゃない。
貴乃花になれ」と言ってやる。
中田英寿になりたいと言ったら、
「石原裕次郎になれ」。
明石家さんまになりたいと言ったら、
「お菓子屋さんになれ」。
パイロットになりたいと言ったら、
「無農薬野菜農家になれ」と言ってやる。
子どもに人生にはいくつもの道筋が
あることを示してやることは大切だ。
若いときの苦労は買ってでもしろ、
などとまやかしを言うのではない。
苦労も努力も夢も現実も、
すべてが後で考えれば、
「思いも寄らぬこと」になる』
私も良かれと思いついつい言ってしまう。
上岡は2000年にこのようなことを言っていた。
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