予想通り、寝たかと思えば電話が鳴るクリスマスイブ。

全く寝た気がせず、ぼさ~っとしてます。

あ~。今日もがんばろ・・・💤ねむい💤・・・・

 

仕事でクリぼっちなのは日常なので寂しいもつまんないも、

うらやましいもないのですけど、本当にないんですけど・・・(笑)

ふとよぎる記憶に何とも言えない感情になります。

 

私は裁判所からの依頼で不動産や動産の差し押さえ等

つまり強制執行に立ち会うことがあります。

鍵屋さんのお仕事では珍しいことではありません。

いつかのクリスマスにも依頼がありました。

こんな日に?しかも場所と時間しか告げられず・・・

珍しいな、とは思っていましたけど、ま、いつもの不動産でしょ!

特に気にも留めず・・・・

『あの、古い借家だからね。』

草むらのなかにまるで空き家のような一軒家。

現場につくと執行官をはじめいつもの顔ぶれがすでに集まっていました。

少し離れて、いつも見ない男性。今回の不動産会社さんかな!

『お疲れ様です!今日は宜しくお願いします!!』

『あ、はいお願いします・・・・』

愛想笑いの一つもなく神妙な顔・・・・しかもとてもカジュアルないでたち。

そういえば、今日の執行官もいつもと違って厳しい顔してるけど。なぜだ~?

『あの~今日って?』

『あ、言ってなかったね。今日は子供さんの引き渡しです。』

『子供・・・・・・。。。。。。』

しばらく絶句して、ぐちゃぐちゃに混乱してるまま、なぜか冷静を装って

『不動産じゃなかったんですね・・・・・』

『そう。お母さん興奮するかもしれないから気を付けて・・』

え、、、あ、そっかー・・・さっきの男性、お父さんだ・・・・・・

え。。。じゃあ、お父さんが引き取りきたってこと・・・・?

まじか・・・・・

 

予想通り執行官の呼びかけにドアは開けられず、何を言ってるのか

わからない叫び声が聞こえる中

おおよそを察した私はドアを開ける合図にうなずくけど

手が震えて・・・・・胸が痛くて・・・・でもこれが私の仕事なんだ・・・・

無意識に涙がボロボロでてきて・・・もう、私だめだ・・・。

『鍵屋さん、しっかりして!わかるけど!子供さんの為なんだよ!』

毅然とした執行官の言葉に

『はい。すみません・・・・すぐ開けます。』

 

鍵は開けられ、もう観念したような母親の絞り出すような声が

『あと、一週間だけって言ってるじゃないの・・・・』

ドアチェーンの隙間からはっきりと聞こえた瞬間

『執行官!今日クリスマスですよ!今日じゃないとだめですか!!?』

思わず口をでた、いつもなら絶対言わない私の言葉に

『だからなんですよ。クリスマスだから、今日がタイムリミットなんだよ・・・』

『  ・・・・・・・。 はい。・・・・・・。』

 

いたたまれなくて作業料の精算もせずそのまま現場を立ち去った私は

そのあとのことはわかりません。

でも、毎年思い出すんです。

きっと今頃は身長も伸びて大きくなったんだろうな・・・・

楽しいクリスマスを過ごせているのかな・・・・

幸せな笑顔でケーキたべれてたらいいな・・・・

 

おっと!Σ(・ω・ノ)ノ!3時現着まであと15分!

今日も元気にいってきます!それじゃ!(`・ω・´)ゞ

─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ

 

Happy Merry chritsmas!!