日本のインターネット検索最大手「ヤフー」は、ライバル関係にあるアメリカの「グーグル」と提携し、検索用プログラム、いわゆる検索エンジンの技術提供を受けることで合意しました。
日本の「ヤフー」は、これまでインターネットの検索に必要なプログラム、検索エンジンについて、アメリカの「ヤフー」が独自に開発したものを採用してきました。しかし、アメリカ側が「マイクロソフト」の技術を採用することを決めたことから、日本の「ヤフー」もどのような検索プログラムを採用するか検討してきました。その結果、こうしたプログラムは開発コストがかかることなどから、ライバル関係にあるアメリカの「グーグル」から検索エンジンの技術の提供を受けることで合意し、広告を表示するサービスについても「グーグル」の技術を導入することにしています。日本の検索市場では、最大手の「ヤフー」と「グーグル」で、９０％以上のシェアを占めています。今回の提携で、日本の利用者のほとんどがインターネット検索で「グーグル」の技術を使うことになりますが、「ヤフー」は独自の改良を加えることで「グーグル」とは異なるサービスを提供するとしています。
