日本の人口は2004年をピークに、
これからは減少の一途を辿ると言われている。
人口が減少すると何が問題なのだろうか?
もちろん、問題は沢山ある。
一般的に言われていることは、高齢社会になって
年金・医療・介護等の財政負担が増すということ。
でもね、これも充分に大きな問題なんだけど、
一番注目しなきゃいけないのはそこじゃない。
『人口減少して、繁栄した国家は1つもない』
という事実に向き合わなければいけない。
政治家や経営者、経済学者が
「こうすれば日本の景気は良くなる」
って威勢よく言ったって、
例えそれがプラスを生む施策だったとしても、
人口減少というマイナスを上回るプラスは
生み出すことはできないんだ。
経済を見る上で色々な指標があるけれど、
総人口の推移と、株価の推移を重ねてみると
面白い様に一致することが分かる。
特に50代の人口との関係性が最も深いらしい。
人口が減ったら景気が悪くなるのは、
考えてみれば当たり前のこと。
労働人口が減るから生産高は減少。
そして、消費人口が減るから消費量も減少。
まさに負のスパイラル。
政治家は経済対策をやれば景気が良くなるって
信じている人もいるみたいだけど、
そんなの焼け石に水。
50代の人口と景気が比例するなら、
これから50年間は人口が減少し続けることが
保証されていると言っても過言ではない。
『人口減少社会=景気後退社会』
日本は経済的な国力を今後何年にも渡って
失い続けてしまう。
さて、どうやって解決すればいいのだろうか?
賛否というより反対意見の方が多いかもしれないが、
外国からの移民を積極的に受け入れることは
労働人口、消費人口を取り戻す上で
とても有効な施策であることは間違いない。
そうなると日本人の雇用が無くなるって意見も
出てくるけれど、これからは世界中での競争の時代。
日本の中に居れば、日本人の雇用が守られる時代は
もう終わったと考えた方が良い。
だって、アメリカ人の雇用を守るために
「外国人は出ていけ」ってアメリカの政治家が言ったら、
「それはおかしい」って思う日本人は多いはずだ。
「労働の権利は国籍によって差別されてはいけない」
って思うはずだ。
日本人を守るために国内だと平気でそれが出来てしまう
というのは、あまりにも都合が良いというものだ。
当然、政治の一番大きい仕事は、
国家・国民の命・領土・財産を守ることだ。
だから国民保護に向かう気持ちは分かる。
けれど、移民受け入れは、上に挙げた
「命・領土・財産」のいずれかを奪われるものだろうか?
当然、経済の側面だけでなく、
治安や文化、社会保障(セーフティーネット)など、
多角的に検討し、慎重に進める必要はある。
けれど、人口構造の変化を生むためには
国の財政の話と共に、
『現状維持=衰退』の道であることを
前提に議論を、実行を、進める必要がある。