これが、「赤い指」の前に読んでいたくらーい作品。
殺し屋が有無を言わさずどんどん人を殺していく。
あとがきを読んで初めて知ったのですが、
このような作品をハードボイルド、というらしい。
人が死んでいく様が、登場人物の主観が入ることなく淡々と描かれていてそれが怖い。
読み進めるのが良くも悪くも異常に早い私が珍しく読み終えるのが遅かったです。
(そういえば赤い指もそうでしたが)
だって先に希望が見えないんだもん。
これがハードボイルドなのか。
私が今まで読んだ伊坂作品の中では異色かなー。
ちょっと苦手な分野かも。
9月に出た「マリアビートル」も殺し屋が出てくるらしいですが。
どうなんだろ?やっぱり暗くてどろどろしてるのかな?