就職活動の序盤から金融業界に志望を絞っていたTさんは、大学での銀行の説明会に参加したり、ゼミの先輩を通じて行員さんにざっくばらんに話を聞くなどして、銀行での働き方についての理解を深めていました。
漠然と、一般職や特定総合職といった職種への応募の意思は固まっていたものの、銀行の支店窓口で自分がどのように働くのか、また、ひとくちに銀行といっても、それぞれの銀行ではお客様対応にどのような違いがあるか等、具体的にイメージしきれませんでした。
そこでTさんは、全国の都市銀行・地方銀行、合計11銀行89支店もの窓口に足を運び、業務の邪魔にならないように、お客様に扮したり、ときには就活生であることを説明したうえで、待ち合いスペースで待機させてもらいました。
そこでチェックしたポイントは、「壁に貼られているスローガン」や「整理券を取ってからお客様が待つ時間」、そして、「窓口の行員さんの笑顔や挨拶やお見送り」「窓口の後ろで事務をされている行員さんの配置や動き」、「ATM係員さんの丁寧な対応」、さらには、「カウンターやイスの高さ」「振込書類等の記入見本のわかりやすさ」「ボールペンの清潔さ」等々に至るまで多岐に渡り、自分なりに気づいたことをノートにまとめ、記録し続けました。
その気づきを元に、面接では窓口での具体的な働き方を踏まえ、なぜ自分がこの仕事をしたいかを自身の言葉で伝えたうえで、「○○銀行のこのような強みや良さを、今以上に発展させられるような仕事に、御社とともにチャレンジしたい」といった具体的な改善案もあわせて、志望動機としてお話ししました。それぞれの銀行窓口の「特長」を、自分なりにしっかりと捉えていたからこそ、胸を張って伝えることができたそうです。
その後、都市銀行や地方銀行から内定を複数獲得したTさんは、内定式の際に、面接を担当していた行員さんから、「面接でTさんは、自ら行動して研究をしっかりされたうえで、行員が日々気を配っている点をとても的確にお話しいただいたことに加え、お客様視点でのより良い改善案を示してくれたことをとても印象深く覚えています。」と言っていただいたそうです。
ポイント:お客様視点で仕事を見つめ、どうすればお客様にもっと喜んでいただけるかを考え抜く。
現場での仕事研究は、会社の業務の邪魔になったりするとかえって悪印象ですので、「しっかり許可を取る」「あくまでもお客様として訪店する」など、最低限のマナーや礼儀は守ってくださいね。皆さんの参考になれば、幸いです。ではでは。
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志望企業が生み出すモノやサービスとお客様との接点に何度も足を運ぶこと。