あの「燃えよドラゴン」のボロ・ヤンさんと二人で、香港の街で中華料理を食べた事が有ります。
前回、ボロ・ヤンさんと撮影機材を借りに行った映画の、ボロ・ヤンさんの出演料を払う為です。
前回、ボロ・ヤンさんと撮影機材を借りに行った映画の、ボロ・ヤンさんの出演料を払う為です。
これから撮影に入るのですが、香港映画界では撮影に入る前に1/3 、撮影中に1/3 、撮影が全て終了して最後の1/3 を支払うシステムになっているからです。
料理を挟み向かい合っている二人、食事もそこそこに、私は懐から出演料の入った封筒をテーブルの上にそっと置き、スーッとボロ・ヤンさんの方へ差し出しました。
あの無表情な顔が一瞬だけ微笑んだような気がしました。封筒を手に中身を確認すると、いきなり立ち上がり帰ろうとするので「りょ・・領収書!」と言うと「持ってない!!」と倍返しの返事。(本来なら私の方が金額を入れた物を準備すべきなのですが、私も若造でしたから!?)
私が困った顔をしていると、ボロ・ヤンさんは再び椅子に座り直し、すぐに私に一言「無問題!」。テーブルの上に置いてあった割り箸の袋の片側を裂き広げて、印刷の無い白い面に金額とサラサラっと名前をサインし、私の前に差し出しました。
私は「こんなの領収書じゃないだろう!・・・醤油のシミ付いてるし!!」と心で思いながら睨むと、ボロ・ヤンさんの分厚い唇がピクリと!?
私は思わず「OK !無問題!!」と笑顔で立ち上がり、ボロ・ヤンさんと一緒に店の出口へ!
ちなみに食事代はボロ・ヤンさんが全て出してくれました。「ごちそうさまでした、・・・アニキ!?」
料理を挟み向かい合っている二人、食事もそこそこに、私は懐から出演料の入った封筒をテーブルの上にそっと置き、スーッとボロ・ヤンさんの方へ差し出しました。
あの無表情な顔が一瞬だけ微笑んだような気がしました。封筒を手に中身を確認すると、いきなり立ち上がり帰ろうとするので「りょ・・領収書!」と言うと「持ってない!!」と倍返しの返事。(本来なら私の方が金額を入れた物を準備すべきなのですが、私も若造でしたから!?)
私が困った顔をしていると、ボロ・ヤンさんは再び椅子に座り直し、すぐに私に一言「無問題!」。テーブルの上に置いてあった割り箸の袋の片側を裂き広げて、印刷の無い白い面に金額とサラサラっと名前をサインし、私の前に差し出しました。
私は「こんなの領収書じゃないだろう!・・・醤油のシミ付いてるし!!」と心で思いながら睨むと、ボロ・ヤンさんの分厚い唇がピクリと!?
私は思わず「OK !無問題!!」と笑顔で立ち上がり、ボロ・ヤンさんと一緒に店の出口へ!
ちなみに食事代はボロ・ヤンさんが全て出してくれました。「ごちそうさまでした、・・・アニキ!?」