Vol.0228      2023. 6.10.  



アクトホーム株式会社の齋藤です

静岡県+島田市の素材でつくる
住まい・家具・庭…そしてみんなの笑顔

をモットーに 
日々奮闘しています








 今回は

「古民家リフォーム」

 についての記事です。
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現在、

築50年を超える古民家の

耐震補強リフォームを

しています。

 

 

 

当建物は

現在のようなコンクリートの

基礎はなく、

 

石のようなものの上に

柱が建っているような

状況でした

 

 

 

 

そのようなことを踏まえて

新築のような耐震補強は

不可能ですが、

 

現況の建物の状態を鑑みて

ベースとなる建物の

補強方法を考えました。

 

 

さらに、その補強方法を基に

現場での箇所ごとに

納まりを検討する必要があります。

 

 

古民家の良さを残しつつ

より合理的な納め方を考えながら

施工を進めています。

 

 

 ▲

弊社の大工が

現場監督とともに

建物の補強方法について

 

現地での箇所ごとに

検討しながら

施工していきます

 

 

 ▲

現在、施工中です

 

 

 

 

 

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参考までに

「金谷町家」についての記事です。
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築100年の古民家を再生し

未来へ継承する

 

「金谷町家」

 

~スローな時間の流れる空間へ~

 

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今日は、

静岡県島田市金谷エリアにある

 

「金谷町家」にて

 

お客様をご案内しました。

 

 

「古民家リノベ」を

考えられているお客様より、

次のようなご質問がありました。

 

 

 

 

[お客様からの質問]

 

■築70年の古民家は、耐震性能を

 新築住宅同等にすることはできますか?

 

 

 

 

 

[弊社からの回答]

 

●結論からお伝えしますと、 

 建築基準法上、

 または、住宅性能評価制度上の

 どのレベルの新築住宅を

 想定するかにもよりますが、

 

 いずれにしろ

 コスト的にも、技術的にも

 たいへん難しいということを

 お伝えしなければなりません。

 

 

●新築住宅同等という表現については、

 建築基準法上の同等か、

 

 住宅性能表示制度上、

 耐震等級1.2.3.のどのレベルを

 考えるかによっても異なります。

 

 

●建築基準法は、

 昭和25年にできていますが、

 

 耐震性について言えば

 当時の基準と今の基準には、

 大きな差があります。

 

 建築基準法の耐震基準については

 大きな地震が起こるたびに

 制度がより高度な性能基準に

 改正されてきたためです。

 

 

●また、性能表示制度について言えば

 耐震等級1.耐震等級2.耐震等級3.

 の性能は、

 

 いずれも、建築基準法のレベルより

 さらに、上位の基準になります。 

 

 

 

●補助金の観点から言いますと、

 

 昭和56年5月以前の建物は

 耐震改修工事に対しての

 [TOUKAI-0]という補助制度があります。

 

 これは、耐震診断の上で、

 耐震性の低い基準値1.0以下の建物を

 

 基準値1.0以上に補強した建物について

 補助制度の適用ができるというものです。

 

 

 例えば、耐震診断で0.5と評価された

 建物を1.0以上に、耐震補強した場合に

 公的な補助金が得られるという制度です。

 

 

 ただし、当制度が適用されるよう

 耐震補強した建物であっても、

 建築基準法レベルと同等にはなりません。

 

 

●これまでのうち、いずれかの基準で

 建物の耐震補強をしたとしても

 新築住宅同等の耐震性能にすることは

 

 コスト的にも、技術的にも

 たいへん難しいと言わざるを得ません。

 

 

●その理由として、

 例えば、建物のベースとなる基礎から

 まず、耐震性能の向上を考えた場合、

 

 建物をジャッキアップして、基礎を

 新築同等の性能にやり替えて、

 

 さらに、今度は、

 土台から上の建物の骨組を現行基準の

 レベルまで補強することができれば、

 

 新築同等ということは、

 不可能ではないかもしれません。

 

●ただし、ここまでの工事状況を考えると

 コストの面でも莫大な費用がかかり、

 技術的な面でも難易度の高い工事となり

 

 トータル的に大きなリスクが

 かかるかと思いますので、

 現実的ではないかと思います。

 

 

●また、さらに、地震保険の基準を

 考慮した場合、

 

 地震保険の50%割引が適用となる、

 新築住宅では、「耐震等級3」という

 性能評価が必要となるため、

 

 先の[TOUKAI-0]の建物と比較すると、

 かけ離れて高い性能基準のため、

 

 地震保険上でも、新築住宅同等の

 耐震性能を求めることは一般的には

 難しいと言わざるを得ません。

 

 

 

●これらのことを踏まえたうえで

 既存住宅の耐震補強については、

 まず、「耐震診断」をし、

 

 現在の建物の耐震性能を理解した上で

 「耐震補強計画」をし、

 コスト及び技術面を検討した上で

 「耐震補強工事」をする、

 

 という手順で進めていくことが

 肝要ではないかと考えます。

 

 

 

 

●リフォーム・リノベーションとは?

 

     
 

 

 

 

 

 


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2022.12.10の

Vol.0046

ブログ記事です

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TVで放送されました!

「the NEXT 

    ステキなあしたへ」

~古民家を再生し未来へ継承~

 

 








当ブログの
[Vol.0042~0045] では

 

築100年を超える古民家リノベーション

「金谷町家」についての

考え方や施工の進め方について

振り返ってきました

 

 

 

 

                

 

昨年の秋に 幸運なことに

この「金谷町家」の取り組みが

TVで放送されました

 

 

                

 

 

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  the 

 NEXT 

  ステキなあしたへ
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the NEXT ステキなあしたへ | Daiichi-TV

 

 

 

 

▼こちらをご覧ください

 

the NEXT ステキなあしたへ | Daiichi-TV
「#258 古民家を再生し未来へ継承」


 

 

 

 

 

 

 


▼ここからは TV番組の概要です

 

                


 

 

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  the 

 NEXT 

  ステキなあしたへ
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the NEXT ステキなあしたへ | Daiichi-TV

 

 

 

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「#258 古民家を再生し未来へ継承」

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NA)

大井川が流れる島田市。

 

東海道沿いのこのあたりは、

江戸時代に金谷宿とよばれた、

宿場町の面影が今も残る。

 

ここに、築100年の古民家がある。

 

去年6月、

この地で創業115年を迎える工務店によって、

リノベーションされ生まれ変わった。

 

 

 

私)

この家は、間口が狭くて、奥行きが長い。

よくいう「ウナギの寝床」と言われる

ようなカタチをしていますが、

 

歴史的には、非常に価値のある建物

といえるかと思います。

 

このような建物をただ壊してしまう

というのではなくて、

 

私たちが、なんとか

手を入れて、再生させて

未来へ残していきたい

 

という思いでやっています。

 

 

 

 

 

NA)

ひたむきな思いを明日の笑顔に・・・

明日の笑顔を次の世代に・・・

ステキなあしたへ「ザ・ネクスト」

 

 

 

NA)

新たな息吹を与えられた古民家は、

「金谷町家 建物再生Labo」

と名付けられ、

リノベーションの発信基地となっている。

 

 

 

 

 

私)

この古民家モデルで、

みなさまに見ていただきたいのは、

古き良き部分を いかに残して、

さらに活かしているか、という点、

 

それから逆に

古くて使い勝手の悪くなった部分

 

どのように直して、

新しくデザインしていくのか、

というような点です

 

①小屋裏 

②通り土間 

③土間サロン 

③和室 

④台所 

⑤浴室

⑥屋根

 

 

 

 

 

たとえば、

① 通り土間は、天井、床、壁が、

新建材などで覆われていましたので

それらを取り払い、

 

② 天井は、昔ながらの野物の梁を

表しにして

屋根裏は、杉板で仕上げました。

 

③ また、通り土間から洋室に

かけての床は、取り払って、

土が見えた状態でしたので、

新たにコンクリートで仕上げました。

 

 

 

④ こちらは、玄関から土足のまま

入れるようにして、

土間サロンと名付けました。

 

 

⑤ 台所やお風呂場などの水廻りは、

どうしても傷みが激しかったので、

天井、壁、床を壊して骨組みから

修復しました。

 

 

 

 

そして、キッチンは、使い勝手良く、

レイアウトも変えて、

和モダンのテイストで、

新しくデザインしました。

 

 

使っている木材は、

大井川流域産の杉・桧です。

 

 

 

浴室は、やはり大井川産の桧で

壁・天井を仕上げました。

 

 

⑥ こちらは、「お茶薫る珪藻土」

という湿気を吸ったり吐いたりする、

効果のある“呼吸する”左官材です。

 

北海道稚内産の珪藻土に、

島田産のお茶を融合しました。

 

 

 

 

⑦ 弊社の専属大工と地域職人

の手技でリノベーションしました。

 

 

 

 

 

 

 

NA)

地元の人、もの、技をいかして

蘇った古民家には、

スローな時間が流れる。

 

モデルハウスとしてだけではなく、

ここでやりたいことがある。

 

 

 

私)

私たちは、10年ほど前から、

「くらし・たのしの会」という、

スローな暮らし方提案の会を

毎月開催してきました。

 

地域の匠や講師を招いて、

陶芸体験や蕎麦打ち体験、

盆栽講座を開いたり、

 

また、樹木医と森林散策など

さまざまです。

 

 

それは、

この自然豊かな大井川流域には、

 

すばらしい匠がいて、

すばらしい技があって、

すばらしいモノがある

 

ということを

知ってほしいという思いからでした。

 

 

今、コロナ禍で中断していますが、

この状況を脱した際には、

 

ここ金谷町家

「くらし・たのしの会」を再開し、

 

人が集まり

楽しく笑いあえる場になれば

と考えています。

 

 

 

 

 

NA

いにしえを大切にする空間で、

人の和が生まれる。

  

築100年の古民家に

込める思いとは・・・

 

 

 

♪NEXT Keyword

(ネクストキーワード)

 

 

私)

ここ、「金谷町家」

地域の方々の集いの場となって、

 

私たちの住む街が、

活気ある街として、

 

子供たちの時代に継承して

いきたいと思っています!

 

 

 

 

 

 

                

 

 

だいたい このようなお話を

番組の中で

させていただきました 

                

 

その要点は 次の通りです

 

 

●使っている材料を含め、

 どのようにリノベーションしたのか

 

●地元の木や紙.布など自然の素材や

 匠の技でつくられた良質なものを

 活かしていくこと

 

●「金谷町家」を見に来られた方に、

 「価値あるものを残したい」

 と思ってもらいたいという想い

 








ではまた






おかげさまで、創業116年
これまでも、そして、これからも
—————————————————————
自然と暮らす。自然に暮らす。

アクトホーム株式会社

 代表取締役   齋藤 光哲

〒428-0007静岡県島田市島76-1
TEL:0547-45-3101/FAX:0547-45-3104
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