今年の春の人事異動で
昨年までの上司が異動になり
新しい上司が着任しました。
あれから8ヶ月が経ちました。
新しい上司は
方々に気を遣う人です。
部下である私にも
ものすごく気を遣っていることが分かります。
「そんなに気を遣わなくてもいいのに・・・」
と思うくらいです。
誰に対しても丁寧で
ゆっくりと、確認しながら話をする人です。
スローな話し方とは裏腹に
非常に頭の回転が速い人です。
これまで職場の人間関係で
随分と苦労してきたのではないかと
推察しています。
私が苦手だと思っているEさんとのことも
上司は理解してくれています。
(私以外にもEさんの被害者は多いから
噂が上司の耳に入っているのでしょうが。)
私はできるだけ職場の人間関係のことは
上司に相談しないようにしてきましたが
彼は勘が鋭く、着任早々に気がついたようです。
実は
今年定年退職する女性と私の意見が違っていたときにも
二人の人間関係をすごく心配してくれました。
(この女性と私は、実は非常に仲が良く
お互いに意見が違ったとしても
しこりになったりすることはないのですが
着任したばかりのこの上司は
よく分からずに心配してくれていたようです。)
上司は、数年前まで私と同じ役職だったために
私がどれほど仕事量が多くて大変か、とか
同僚からのやっかみやら、身勝手な要求やらが
多くて苦しい立場か、とかに理解があります。
理解がありすぎるくらいですね。
前の上司からは「今の役職についたからには
これまでと同じように振る舞っていてはいけません。
もっと○○してください。」と
かなり言動に対して細かい指導を受けました。
もちろんこれは、私を一人前にしようという
元上司の思いから出た言葉であり
私はそれを生真面目に受け取って
期待に真摯に応えようとしました。
一生懸命応えようとしても
経験不足、判断力不足のせいで
元上司から見たら危なっかしい私でした。
元上司も私も、お互いに生真面目すぎたのかもしれません。
「〜しなければならない」
と考えることが多くて
とにかく自由な発想がありませんでした。
今年度は、随分と気分が違います。
一つには、元上司に鍛えられ、導かれて
私がある程度今の役職を担うにふさわしい人間に
成長できていたからかもしれません。
一昨年の春に、大抜擢されたばかりの頃より
今の方が自信を持って仕事ができています。
気持ちに余裕が生まれています。
でも、もう一つの理由は
上司との人間関係の緩さでしょう。
昨年度までは、いい意味でも悪い意味でも
私は常に元上司の視界に入っていました。
一挙手一投足を見張られているような
とても窮屈な思いをしていました。
ちょっとした冗談を言うときでさえも
元上司のお眼鏡にかなうような振る舞いを心がけていました。
だから、自分の言動には細心の注意を払っていました。
今は、もっと自由に発言しています。
私らしく振る舞っても
今の上司はにこやかに見守っていてくれます。
昨年度も、今年度も
私は自分の力量以上の仕事はできませんし
自分らしく振る舞ったせいで
今の役職に相応しくない言動をしてしまっているかもしれません。
私はずっと一貫して
私らしく
一途に
真摯に
自分のできる限りの力で
仕事に全力投球しています。
それなのに今年は
なんだかとっても気持ちが軽いんです。
今の上司の「人間力」なのかな?って
思っています。
私も部下にとって、こういう上司で
ありたいなと思います。
でも所詮
私は、私らしくしかいられないでしょうね。
今の上司はとても尊敬すべき素晴らしい人ですが
私が同じになれるわけがありません。
また、なる必要もありませんね。
私らしく働いて、輝いていきたいと思います。