ガソリン生活(伊坂幸太郎)を読んだ
主人公は緑色の「デミオ」。
「緑デミ」は望月家の自家用車。望月家は、主婦の郁子、長男の良夫、長女のまどか、次男の亨の4人家族。
「緑デミ」は長男の良夫君に運転されることが多い。
ペットの気持ちを描いた作品は今までにも何度読んだことがあるけれど、クルマの気持ちか描かれたものは、初めて^^
なかなか面白い。
この「緑デミ」、おとなりの白カローラ、、通称「ザッパ」と話したり、コンビニやファストフード店の駐車場で駐車中の他のクルマたちと井戸端会議をしたりと、なかなか社交的^^
噂好きでプライドの高いタクシーたちや、いろんなところに荷物を運ぶ宅配の黒ニコ君や、遠くまで走れる尊敬の対象である列車など、登場人物、いや登場車物もユニークだ。
この「緑デミ」君が、運転者の良夫君と、弟の小学生らしからぬ亨君とともに、事件に巻き込まれる、というお話だ。
クルマ同士の話で、危険だとわかっていることを運転者に伝えられないもどかしさや、危険な運転をされて、ぺしゃんこになる己の姿に思いを馳せ、愕然とするなんてことも…
とにかく、読んでいて楽しい。
登場人物も登場車物も、みんな個性的で素敵^^
パパラッチまがいのカメラマンや、あぶないお兄さんんたちも憎めない。
読後感爽やかでしたー^^