３月２０日、春の選抜高校野球大会・センバツが開幕します。
同じ頃、愛知県では春の県大会への出場をかけて、地区予選が始まります。
愛知県内の地区は、名古屋・尾張・知多・西三河・東三河の５地区です。
各地区の上位になった学校が、４月の春の県大会に出場します。
県大会で、ベスト８・上位８つの高校が、７月の夏の県大会のシード校に選ばれます。
シード校・・・１回戦・２回戦の試合は、免除されます。
春と秋は、各地区の大会の上位の学校が県大会に出場できますが、
７月の大会は、参加する高校、約１９０校が県大会に出場となります。
一年で、一番、大きな大会です。
ちなみに、秋の県大会で、上位３校が、東海大会（愛知・岐阜・三重・静岡の代表）に出場して、
上位の学校が、まもなく始まるセンバツ大会に出場となります。
一年間の流れを、お伝えしました。
筆者は、７月の県大会の地区でのケーブルテレビでの実況をさせて頂いています。
筆者は、もともと、お笑いやバラエティ志望でした。
縁あって、アクターズユニオンで仕事をさせて頂いて、これまでに、テレビ・ラジオドラマや吹替え
番組・CM・VPナレーションや司会の仕事などをさせて頂いてきました。
何か、特技を生かした仕事をしたい、模索して探していたところ、
人から人へ、高校野球の実況を探していると、事務所に問い合わせがあり、
その時、事務所のスタッフが、筆者は野球が好きで、観戦にも行っている事を知っていたため、
紹介して頂き、放送局（略して局）で面談があり、一年目は、先輩アナウンサーの試合を
球場の、すぐとなりのスタッフのいるテントブースのテレビ画面を、何日も何試合も見学・研修して
晴れて、実況席で、解説者と一緒に中継の仕事をさせて頂いています。
当然、野球のルールや言葉を知らなくては、いけませんので、
図書館でルールやスコア（得点やアウト・ストライク・ボールなど）の書き方を勉強し、
スポーツ用品店へ行って、スコアブックを書い
普段の野球の試合のテレビ・ラジオの中継を見たり、聞いたりして
他のスポーツアナンサーのブログを見たり、
担当する学校のホームページなどを見て、野球部の成績や校歌、
新聞や雑誌、インターネットで、情報を集めて、準備をします。
過去、２年間の成績も調べます。
３年生が、１年生の時からの、情報も必要です。
他のアナウンサーと、筆者は、何が違うのかや、特徴、持ち味、セールスポイントを見つけて
生放送を、たくさんのスタッフと一緒にさせて頂いています。
筆者の担当の番組の場合、CMの時間は、１分間。
高校野球の試合の場合、表と裏の攻守交代が、選手は駆け足でグラウンドを出入りしますので
次の回の攻撃で、最初のバッターの１球目が、CM中の１分間が済んで、放送の中に
入るか気にしています。
また、試合が終わった後、放送が終わるのが、何時何分何秒と、スタッフから告げられて
筆者の言葉の最後が、放送終了の２秒くらい残せて終われるように心がけています。
また、ケーブルテレビですので、昼間の試合の生放送ですが、場合によっては、その日の夜に録画で
放送されたり、別の日に、別のケーブルテレビ局で、試合に出場した、放送される地元の高校の録画放送
が、ありますので、そのあたりも意識しています。
今年のセンバツも、テレビやラジオ中継や雑誌、新聞、インターネットなどで、夏の大会に向けて
準備を進めます。
きわめていって、さらに、チャンスがあれば、他のスポーツ競技や、他のジャンルの仕事にも生かしたい
です。
例えば、実況風の話し方も、一例です。
実は、筆者が子供の頃は、運動が苦手でした。
小学５年生の時に、中日ドラゴンズが、セーリーグで優勝した事がきっかけで、
野球に興味を持ち、地域のソフトボール大会に出場したり、コーチを務めました。
高校生になって、小中学校の同級生と、ほとんど分かれて環境が変わり、
勇気を出して、硬式野球部に入りました。
補欠でした。３年間（実際は、３年生の７月まで）、休んだ時もありましたが、
何とか３年生の夏の大会に、一塁ベースコーチとして、試合に関わることが出来ました。
そんな経験が、実況を担当させて頂く時に、選手やマネージャー、監督、コーチ、学校関係者、
保護者、また、事務所の後輩と接する時に、生かしたいと思っています。
兄貴アニキ、もう、おじさんかもしれませんが、気持ちだけは、若くありたいものです。
今日の名古屋は晴れで、暖かくなり、薄手のコートを着て、事務所に向かいました。
地元の最寄り駅では、リクルートスーツを着た人を、何人も見かけました。
筆者は、外出して、建物に入る時に、体を、バンバン、たたきます。
気合を入れているわけでは、ありません。
花粉症です。（笑）
３月も、折り返しです。