映像演技ワークショップ【アクトガレージ】
演次郎先生のブログでは、演技力向上の為のコツを少しずつ伝えているよ。
同じ事も繰り返し違うニュアンスで伝えるようにしてる。
だってどの言葉が心に響くかは人それぞれ違うからさ。
演技を始めたばかりの人は日々の練習に役立ててくれ。
経験が長い人は忘れがちな基礎の確認を。
ではでは今日も皆で 「グッドアクト!」
感情に色をつける。演技力向上↑
今日の気分は何色ですか?
おお、緑ね。
じゃ、緑色のキャンパスがあるとする。
そこに黒の絵の具を落としてみよう。
緑のキャンパスに黒の点が出来たな。
じゃ、次は黄色い絵の具を落としてみよう。
あ、落としすぎ!でもいいや。
じゃ、次はオレンジ色を落としてみよう。
うん。うん。
緑のキャンパスに黒い点と黄色い大きな点と、オレンジの点が出来たね。
出来上がった絵で物語を作ってみよう。
「清々しい気分で道を歩いていた。【感情 緑】すると前から来た男にぶつかった。
その男は謝りもせず足早に去って行った。【感情 黒】フト足元を見るとキラリと光る物を見つけた。
・・・指輪だ。
あの男が落としたのかわからないがとても高価そうだ。もしそうだとしても私にぶつかった罰だ。
この指輪を質屋に持って売ってしまおう。何と運がいい。どれくらいの値が付くだろうか?【感情 黄色】
このお金で何をしよう・・・と考えているとさっきぶつかった男が血相変えて戻ってきた。
下を見て何かを探しているようだ。やはり指輪はあの男のだ。返すものか・・・しかし、あまりにも一生懸命探しているので、可哀想になりやはり返すことにした。
指輪を差し出すと男は満面の笑みになり何度も何度も何度も何度もお礼を言って去って行った。何だかその態度をみてうれしくなった。【感情 オレンジ】
何だか良い事をした気持ちでいっぱいになり、また清々しい気分で歩き出した。【感情 緑】 おわり」
演技はキャンパスに色を塗っていく事と同じだ。
そして、ベースとなる色(この場合、緑)が物凄く重要なのだ。
なぜなら、色を付け足していない時は緑の気分であって、またそれに時折返っていくからだ。
役を演じる時、その人のベースが何色なのか考えてみよう。
グッドアクト!
演技力向上。
演次郎。