スーパー戦隊シリーズ50年、本当にありがとう。
2026年2月8日、ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーの最終回をもって、長く続いた歴史がひとつの区切りを迎えた。これまでも「今回で終わるかもしれない」「おもちゃが売れていないらしい」といった噂や危機は何度もあった。それでも続いてきたシリーズが、ついに大きな決断の時を迎えたのだと実感している。
自分は引退してから13年近くが経ち、現場とは距離ができた。それでも、このコンテンツが生み出したビジネスや市場の広がりを思えば、僭越だが、東映をはじめとする制作関係者の努力が積み重なってきた奇跡の50年だったと感じている。
子どもの頃、テレビやショーで見た等身大のヒーローに憧れ、縁あって業界に入り、人生の数分の一を捧げた。現場で学んだ“勇気と感動を届ける尊さと難しさ”は、今も何をやるにしても標となる「胸の真ん中で光り続ける宝物」だ。
この世界に導いてくれた仲間、新たな船出の時に拾ってくれた師と仰ぐ先生。先生はショーや撮影以外にも、雑誌特写やお菓子用のカード撮影、各種イベントの出演まで仕事をくださいましたね。そして、理想のアクションチームづくりに集まってくれた同僚たち。尊敬する師、先輩、仲間との出会いは、自分の生き方そのものを変えてくれた。このチームとは残念ながら袂を分かったが業界の一時代への挑戦を一緒にできたことに感謝するばかりだ。
自分は身体能力が高かったわけではないから、走り込みや筋トレに執着し、現代アクション、剣殺陣、アクロバットを必死に練習した日々も懐かしい。小さな現場から遊園地、撮影現場まで、出演も運営も経験させてもらい、劇場版やアフレコにも参加した。ケガも多く、整形外科のカルテは左腕以外真っ赤で、「へたくそレッド」と苦笑しながら治療に通った。
アクションの神様から自分が与えられた筋肉や骨の耐久時間を使い切ったせいか、今になって身体の不調がみるみる増え病院通いも増えた。市井の中にあっては、弱者になってしまったのかもしれない。
それでも、あの頃の毎日は間違いなく“冒険”であり“挑戦”の日々で、太陽の近くでいつも戦っていたような気がする。
後悔はない。
故あって、このブログに残していたアクション関係の記事の多くを数年前に消してしまったが、今日だけは書きたかった。
時代が変わっても戦い続けた戦隊が、これからも永遠でありますように。
そして、時代が戦隊を冠したヒーローを必要とするとき、また帰ってきてくれ。
心からありがとう。
