介護のとしごろ -1641ページ目

家族ねこ

平成7年7月7日生まれのラッキーは、

舌根の扁平上皮癌にかかり

今年1月9日11:25、私の腕の中で

15年と半年の生涯を閉じました。

acropolisのブログ-20110409ラッキー遺影

私たちの元へ来てくれるために、猫の姿をして

この世に生まれたと思えるほど、私たち家族を

しあわせにしてくれました。


別れの前夜には、

母のベッドへ行き別れの挨拶をして


最後の最後まで、一度も粗相をする事もなく

よろけながらお手洗いを済ませ


朝食のあと発作を起こし、呼吸が止まってから

10分のちに息をひきとりました。



ラッキーは4歳の時から、母のセラピストとして

活躍をしてくれた

母を守る最強の“同士”でもありました。


今日は、ラッキーの月命日です。


acropolisのブログ-ラッキーのお寺


納骨堂にお供えする今月の花は、桜とトルコキキョウ


acropolisのブログ-20110409桜とトルコキキョウ






動物レスキューボランティア

ブログ立ち上げでお世話になったアンヘルさん




acropolisのブログ-アンヘルさん


今、彼はボランティアをしています。


↓↓↓↓↓


動物レスキューボランティアも終盤にさしかかり、ここ数日は、
ほとんどレスキューできていない原発付近を放射能完全防備で

捜索してます。

ただし道路がメチャメチャに壊れてるんで、ぐるぐる迂回しながら
行かないと目的地につかないんですね~

冒険心をくすぐるような道ばかりでワクワクしますが、
あまりに道路がゆがんでて普通車じゃまず無理な感じです。

現地に着くと見た事もない光景が、、

牛がコンビニにいたり、馬がそこらじゅうを走り回ってたり、
まさに無法地帯です()

写真は控えますが、家につながれたままのワンコは何週間も

餌がなくて、 餓死してる子もいます。

忠実なワンコ達は、飼い主さんが戻って来ると信じて待ちながら

段々弱って行くんですよね。

これがもし自分の愛しいワンコだったらと思うと

悲しくて切なくて仕方ないです。。

一方で運良く飼い主さんが逃げる時に、ワンコのリードを外して

自由にしている場合、 彼らはなんとか食べつないで、そこら辺を

徘徊してます。

僕らが助けるのは、そんなワンコ達なんですね。

原発付近は、周辺を周って餌を置いたりしている人もいないので
ワンコ達の体力がそろそろ限界なんです。

いまメディアでは、人名救助がひと段落ついて、動物を助ける活動が
取り上げられ始めていますが、リアルには、今がワンコ達にとって

生きるか死ぬかの正念場なんです。

実際、餓死している子も結構いますし。

毎日100件以上来るレスキュー要請は、原発付近のエリアが

かなりあります。

自分の愛しい家族が取り残されてるのに、何も出来なくて
歯がゆい思いをしている被災者の方が毎日泣きながら電話して

きてます。

気持ちイタイ程分かります。。

この気持ちは、動物を飼っている方でしたら、自分の立場で
考えてもらえたらわかってもらえると思います。

今回は、1日かけて8匹保護する事ができました。

なるべくたくさん助けて必ず幸せにするからね。

尊敬する池松耕次さんがよく言う
『自分の魂が喜ぶ事をしよう』

正直不安や怖い事も沢山あったけど、心の声に耳を傾けて

行動して良かった!

泊まる所もいつも車中泊だし、満足にご飯も食べれないような

厳しい状況ですが、おにぎりやお味噌汁を作ってくれる

心暖かなボランティアさんの支えがあるので、何とか1匹でも

多くのワンコ達を救えるように頑張ります。

補足ですが、
今回の動物レスキューは、例え飼い主さんが見つかっても
被災者の方の家が流されたりしているケースも多く、彼らが

生活の見通しがつくまで、かなり長期に渡り動物愛護団体で

面倒を見る事になりそうな子がたくさんいます。

そんな子がすでに100頭は保護されてます。

従って、動物を健康的に維持する運営費もとても

たくさんかかります。

被災地に行く事だけではなく、義援金として寄付を

していただける方、飼い主が見つかるまで一時預かりを

してもらえる方、ペットフードなどを援助して頂ける方
飼い主が見つからない場合、里親になってもらえる方など

色んな協力の形があるので、ワンコ達の幸せにご協力頂ける方は
是非ともよろしくお願いしますm(_ _)m

詳しくは下記をご覧ください

<
http://angels2005.org/ >


義援金のお振込先
-------------------------------------------------
郵便局:口座番号:14630-16534321
口座名義:特定非営利活動法人 動物愛護団体 ANGELS
トクヒ)ドウブツアイゴダンタイエンジェルズ

滋賀銀行:今津支店・普通預金・口座番号:598577
口座名義:特定非営利活動法人 動物愛護団体ANGELS
トクヒ)ドウブツアイゴダンタイ エンジェルズ

*お振込の際は、「命のリレー義援金」と明記して下さい。
明記出来ない場合、下記のメールアドレスにお知らせくだされば

幸いです。
-----------------------------------------------------------
尚、このメールからご協力いただいた方は、お手数でなければ
<
goshi.angel@gmail.com >
まで連絡下さい。

お礼のご連絡と希望いただければ、レスキューされた動物達の

その後を報告させていただきます

では、次回はレスキューされたワンコ達の様子をアップしますね。

今日も頑張ります!



acropolisのブログ-防護服


acropolisのブログ-救出されたわんちゃん


acropolisのブログ-被災地


いま、学ばずしていつ学ぶのか


百歳になる日野原重明先生の心に響く言葉より…


「人間の死」とは何か、という対談で、松原泰道先生は
初めてのお孫さんを、誕生からわずか2日と2時間で
亡くされた辛い経験を話されました。

「代われるものなら代わってやりたかった」

という痛切な言葉は、聞く者の胸に突き刺さります。


しかし、その大きなマイナスを上回るプラスを授かった
そのことがなかったら今の自分はなかったのではないかと
思うほどのプレゼントであった

と述懐(じゅっかい)された松原先生は、1人の宗教家
として、「死」というものにどれほどの価値があるのかを
考えてみたいと言われました。


このとき私は、

「松原先生の死を、お孫さんが経験してくれたのでしょうね。
人間はそういう経験を重ねて、それぞれの死生観をつくり
出していくのではないでしょうか」

と言いました。


生きることの価値ということを考えたときに、どれだけ
長く生きるのかということではなく、どれだけ深く生きる
のかが大切です。

たとえ延命できなくとも、人生のクオリティを高める
手伝いができれば、医学は使命を果たした、と言える
のではないでしょうか。


今でも人気の高い吉田松陰や坂本龍馬は、短命に終わった
ことを惜しまれていますが、短かったとはいえ、その生涯
の充実度において、生き残った明治の元勲たちに劣っている
と考える人はいません。


ルソーは、その著書『エミール』の中で、「もっとも多く
生きたひととは、もっとも長生きしたひとではなく、生を
もっと多く感じたひとである」と言っています。

『長生きすりゃいいってもんじゃない』幻冬舎



戦後最大の災害と言われる東日本大震災では多くの方
が亡くなった。

そして、同時に多くの問題が我々に突きつけられた。


今、この大災害を自分のこととして学ぶことができなければ
この時代に生まれたこと、日本人であること、に意味がない
とさえいえる。

津波、地震、多くの死者、壊れた家屋、原発、放射能、電力
計画停電…

思うこと、考えることは山ほどある。


多くの被災者の、辛く、悲惨な日々を、我が事として
感じる事ができるかどうか。

本や歴史上のことではなく、生の現実を通しての強烈な
学びだ。


人は、身近に死があれば、死を学び、生を学ぶ。

大病をすれば、病気を学び、健康を学ぶ。

そして、大震災に遭えば、自然の前の人の無力さを学び
当たり前の有り難さや感謝を学ぶ。


だからこそ、この今、「いま、学ばずしていつ学ぶのか」
である。

もっと深く生きるため、この震災を自らの痛みとして
心に刻みたい。



【人の心に灯をともす】より