動物さんの高齢化が進み

ご病気や介護といった問題と向き合う時代

 

私達飼い主側が避けられないものの中に

治療の選択

という問題があります。

 

動物病院の先生方も

治療の選択を飼い主側に決めてもらうというケースが

多くなってきたように思います。

 

(そうではない逆のケースもありますが)

 

選択肢が複数ある場合

それぞれのメリットデメリットを説明していただき

そのうえで飼主側がどうしたいかと求められますが

 

緊急性を要するような場合

とても判断するのに苦しみを強いられます。

 

 

その子が楽になると言われれば

そうしてあげたいと思うのは

飼主であれば当然のこと。

 

 

しかし

 

 

その動物さんのために

飼い主さんが考えて選んだ治療が

 

最悪の結果を産んでしまえば

 

あのときのあの選択がいけなかったのだと

人だから後悔するのでしょう。

 

 

でも

 

 

その子を想う選択はどれも

愛がなければ出来ないと最近とても思うのです。

 

 

獣医師さんに託す、というのも

その獣医師さんを信頼しているからこそ

その子を想って決めた

愛のある選択に変わりないのではないですから。

 

 

動物さんとのお話セッションをさせて頂いて

いつも感じることは

 

飼主さんの『愛』は

すべてを奇跡へと導いていく力に変わる

ということです。

 

 

一見よくない結果だと見えることも

 

動物さんにとってみれば

人生の目的を終えて

 

旅立つための

後押しをしてもらえて感謝しているといったことが

あるかもしれません。

 

 

体の弱かった愛犬に

積極的な治療をしなかったという私の選択も

 

それは無慈悲でもなんでもなく

愛でしかないということを

光に還った愛犬は教えてくれました。

 

 

その子の自由意志や

自然治癒力を高めてあげることが

延命になることだってあるのです。

 

 

どんな選択も

飼主さんがその子にしてあげたいことが

最高の愛によるものであることを

 

信じ、伝えてほしいと

飼主の一人として思うこの頃です。