ご縁のあった動物達が
人間にもたらしてくれるギフトは
亡くなった後も度々受け取ることが出来ます。
肉体を脱いでいなくなってしまった直後は
あまりにものショックで
「もう立ち直れない」
と、絶望感さえ感じるかもしれません。
しかし
姿を目で追えず
自分の手でその温もりを感じられなくなると
台所で足元に寄ってくるような気配を感じたり
夜は一緒にいた布団の中にいるような気がしたり
朝方水を飲む音が聞こえたりと
時間の経過、年月の経過とともに
五感が研ぎ澄まされてきて
時に愛する者同士の魂共鳴しているような
感覚を覚えることもあります。
人によっては音で感じたり、映像が見えたりするようです。
近くにいるような気がして心が温かくなったり
することはありませんか?
私はよくまだ元気な愛犬とお散歩をしてる時に
周囲の音が消えてシ~・・・・・ンとなることがありました。
遠くに公園で遊んでいる子供たちがいても
誰かが近くを通り過ぎて行っても
それらの人々は視界に入らず
まるでシャボン玉のなかに入ったかのように
周囲の景色もフィルターがかかりました
ちょうどこんな風に周囲が見えたんです。
まるで
強力な耳栓でもしているかのような静まりでした。
かすかにき~ん?という音も聞こえたでしょうか。
とにかくそこに
私と元気な愛犬だけがいることを許されたような
錯覚を覚えました。
私のペットロスがまだまだ辛く
お散歩中もぼ~っとしており
頭も心もも空っぽ
何も考えられずにいたときの出来事でした。
とっても辛いはずなのに
その音のない世界に入り込んだ時
心がほんわかとして
「〇〇ちゃん、・・・いるの?」
という言葉が出てくるほどでした。
立ち止まって周囲を振り返ったり
空中に目をやって探してみたりしました。
そのあとも度々その体験をし
次第に光に還ったあの子に
愛の言葉を掛けられるようになりました。
それはきっと
あの子もママの私に
「大好きだよ」
「私いつもそばにいるよ」
「愛してるよ」
って沢山愛の波動を伝えてくれたから
自然に私もそれが出来るようになったのでしょう。
旅立ったあとも動物達はそんなふうに
必要を感じては降りてきて
愛を囁いていてくれるのです。
光に還った後も
あの子が温かく穏やかに過ごせるように
飼い主さん自身も心豊かに愛に満ちた生活を送り
愛おしいあの子に沢山の愛を贈りましょう。