私の友達に、フリーランスで編集をやってる子がいる。
出版社と個別に契約を取って、っていう仕事の仕方。
東野圭吾だったり、横山秀夫だったりテイストが色々ありきなわけだけど。
それを「そうある」ように見極めていかないといけないってことが凄いなぁと思う。
その人のテイストや方向性を大切にしつつ、本を作って行くと言うのはセンスがいるなぁと思った。
そういう能力を持ってる人と言うのは、やっぱり、「特異」な人なんだろうと思う。
選ばれた人というか…。
例えば、私は、小さい頃はよくピアノのコンクールに挑戦した。
最初は、ベートーベンのピアノソナタだったと思うけど、私はベートーベンが得意だった。
でも、また別の時に、今度は、モーツアルトのピアノソナタが楽曲で来て、とても苦手だった。
私にモーツアルトを理解することが困難だった、というよりも、その能力に欠けていた。
でも、とても器用な人は、モーツアルトもベートーベンもリストもショパンも。
自分なりに上手く解釈して弾きこなしていた。
それが、センスなのだと思う。
彼の場合、本を作る事は好きだけども、それ以上に色々挑戦したいことがあるらしい。
それも凄いバイタリティだな、と思う。
能力のある人というのは、一つに留まらない。
一つを二つに。三つに四つに…
広げて行くのがとても上手いと思う。
ダスキンがミスタードーナツを生みだしたみたいな感じ?
私も見習って、挑戦していこうって思う。
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