2022年5月15日、沖縄の本土復帰50年の日。

沖縄と東京では「沖縄復帰50周年記念式典」が同時開催されました。

 

日本への復帰運動で、沖縄の人々が求めた「基地のない平和な島」。

しかし、50年を経てもなお、沖縄の日常には基地が変わらずあります。

 

復帰後の沖縄は、何が変わって、何が変わっていないのか。

いまいちど見つめ直し、一緒に考えるきっかけをつくりたい。

そんな想いから始まった沖縄本土復帰50年企画ですが、『島口説』に続く第3作は不条理劇の傑作といわれる戯曲『ゴドーを待ちながら』をベースにした舞台に挑戦します!

エーシーオー沖縄がおくる、これまでにない新しい物語。

今回も、脚本・演出は藤井ごうさんに手がけていただきました。

 

『ゴドーを待ちながら』は、アイルランド出身の劇作家サミュエル・ベケット(1906〜1989)の代表作です。

ただひたすら、「ゴドー」という名の人物を待ち、ひまつぶしに興じているふたりの男。不毛な会話。

 

不条理劇というと、難しそうと思われる方もいるかもしれません。

でも、私たちの日常生活、社会に不条理な出来事は多く存在していて、そして、こういう舞台だからこそ描き伝えられる、沖縄の50年の歩みがあるのではないかと思うのです。

 

どこを観るのか、どう観るのかはそれぞれ。

面白いときは、どうぞ遠慮なく笑ってください。

そして、あなたにとっての「ゴドー」を、復帰とは何かを考えるきっかけとなればうれしいです。

 

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