陸上でもエラ呼吸。 -2ページ目

陸上でもエラ呼吸。

ですよね、私もイワシの立石さんはいい噂しか聞きませんね。





わたしが消えればいいと

何度思っても

消える勇気もなく


ただ満足に

大事にすることすら出来ずに



にこにこ笑って

知らない顔して

冷めたふりして


過ごしてるだけ



本当は

どうでもいいことなんて

なにひとつないのに



甘えて甘えて

もう、どろどろに溶けて



自分が傷つきたくないから

またなにも
思ってないふり


ずるいな、わたしは



昔からこの名前が

コンプレックスだった



小さなからだで

飛行機に乗せられて

知らないところで

大丈夫だから、と

手を繋いで眠って

起きたらもういなくて

泣くこともなく

ああ、そうか、って

もういらなくなったんだな、って

あきれたように

諦めたように

笑って


いいこだね、って言われながら

周りの顔をうかがっては

にこにこして




夜はにおいのついた

うさぎを抱いて

ひとりで泣くこともなく

頭のうえでゆれる

オルゴールの歌を

口ずさみながら寝た








咲くはずなかった、


そんなもの
どこにあるのかわからなかった、


いまだって、

わかったわけじゃない

信じきれない

またそうやって

置いていくのか





でももう
こどもじゃないんだよー



おやすみなさい。