Trajectory

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山、日々、病の軌跡

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3クール目以降1週間は、トイレ以外起き上がることができず、吐き気と倦怠感の中で過ごしてました。体重は50キロを切ってしまい、お腹には力が入らず車の運転もできずでした。


1週間、家でずっとひとり。

誰にそばにいてほしかった…妹を呼べばすぐ来てくれると思うけど仕事や子供の送り迎えがあるし遠方から呼びつけるのは申し訳けなく。


彼に頼ればと思いつつ、きっと買い物くらいはしてくれただろうけど、やっぱり仕事があるし、しょっちゅう本社に行ってるのでタイミングがわからなく。


なんだか遠慮してしまい助けも呼べずひとりでメソメソしていました。うまく甘えられないのは性格でめんどくさいです。


よく、ガンになっても前向きに戦っているという方がいますが、どうしてそんなふうになれるのか知りたいです。私はどうしても前向きになれません。私の患うガンはろう胞性リンパ腫という治りにくく再発しやすいガンだからです。

今回、6回の抗がん剤でスケジュールが組まれてますが、たとえば寛解したとしても再発が怖い。


スケジュール通り終わらず継続が必要な場合、薬を変えたらどんな副作用があるのかも怖い。

そんなことを考えると、本当に笑えない。明るく振る舞えない。


どうしてみんな私なんかより辛いガン治療をしているのに、明るく元気なのか。私も体調がいい時にウォーキングしたり低山を負担にならない程度に歩きたいけど、体調が戻ったらまず仕事があって行かなきゃならなくて、仕事が休みの日は疲れが溜まってほとんど動けない。


朝か夕方にウォーキングくらいやろうと思ったけど、とてもできない。どうしたら他の人のようにできるのか…私は何をやってもダメなんだなぁと思ってしまいました。


治療に前向きになりたいし、いつも笑顔でいたいし体を動かしたい。どうしたらそうなれるのか、全くわからないです。

減っていく給料、貯金、仕事は疲れるしもうやめたいと思いながら来ていて楽しいことなんて何もない。


ガンは治したいし治りたいから、仕方なく病院に行っています。抗がん剤は嫌だし毎回血液検査するのもとてもストレス。入院せず自宅療養してるけど何が正解かわからない。


自分が病気になった原因はもうどうでもよくて、今はなんなのか知りたい。この病気が私に、私の人生に邪魔なものであることは確かで早く排除したいと思ってます。


再発、共存なんて有り得ない。